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<title>宋文洲のメルマガの読者広場</title>
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<description>宋文洲の評論とエッセイ。傍目八目。単刀直入。</description>
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<title>日中韓ＭＢＡプロジェクト（日中韓政府認可）</title>
<description>北京に生活拠点を移してからそろそろ3年間経ちますが、日中企業家達の価値観の違いを毎日体感しています。正直日本のほうに自分は慣れていますし、好きですが、冷静に観察してみると日本でしか通用しないものが多いのです。ビジネスマンにとってどちらがもっと良いかの議論は不毛です。現地に適合し結果を出す人は価値観を言いだす余裕がありません。重要なのは現地の社員、パートナーと顧客の価値観を知ることです。私は日本企業のアドバイザーを引き受けていますが、たまにトラブルの単純さに驚かされます。相手の..</description>
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<dc:date>2012-01-28T08:14:53+09:00</dc:date>
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北京に生活拠点を移してからそろそろ3年間経ちますが、日中企業家達の価値観の違いを毎日体感しています。正直日本のほうに自分は慣れていますし、好きですが、冷静に観察してみると日本でしか通用しないものが多いのです。ビジネスマンにとってどちらがもっと良いかの議論は不毛です。現地に適合し結果を出す人は価値観を言いだす余裕がありません。<br /><br />重要なのは現地の社員、パートナーと顧客の価値観を知ることです。私は日本企業のアドバイザーを引き受けていますが、たまにトラブルの単純さに驚かされます。相手の考え方の基本さえ知らないので上手くいくほうが不思議なのです。<br /><br />ここで思い出すのが、一年前にご案内申しあげた「日中韓MBA」プロジェクトです。<br /><a href="http://krs.bz/softbrain/c?c=1780&m=1967&v=cac03695" target="_blank">http://krs.bz/softbrain/c?c=1780&m=1967&v=cac03695</a><br />実は3．11の影響で開講直前に取りやめましたが、一年の時を経てやっと再開するのです。しかも今度は日中韓三国の政府プロジェクトとして認定され、予算も付いたのです。<br /><br />私は北京大学側の公式顧問も頼まれました。なんと報酬もくれます（微々たるものですが）。震災からの復興も念願し、ぜひ再開を成功させたいものです。皆さん、3週間の予定で東京、ソウル、北京で3カ国のビジネスマンが共に学び人脈を作り価値観を交換する良い機会です。<br /><br />ご興味のある方はどうぞご一報くだされば案内資料をお送りします。私は直接事務局に指示出せる立場なのでどうぞご遠慮なくご要望ください。人数に制限がございますので今回が無理でも次回は優先させていただきます。<br /><br />資料申し込み：sbmail@softbrain.co.jp<br />タイトル：日中韓ＭＢＡ資料請求<br /><a name="more"></a>

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<title>「価値観」の罠</title>
<description>「あの人と価値観が違うから」、「○国と価値観を共有できるから」・・・ビジネスマンや政治家がよく口にするこの言葉に私は反対です。現実、夫婦間でさえ価値観はよく異なります。世界では民族が異なり、文化背景の異なる夫婦が普通にたくさんいます。異なる宗教同士の結婚も珍しくありません。価値観の違う夫婦はどちらかといえばむしろ幸せな場合が多いのです。相手、とくに女性を尊重することになれているからです。家庭や育った環境の違いで人の価値観は当然違います。「平凡が一番」と思う人もいれば「出世に限..</description>
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<dc:creator>sou</dc:creator>
<dc:date>2012-01-27T08:00:00+09:00</dc:date>
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「あの人と価値観が違うから」、「○国と価値観を共有できるから」・・・ビジネスマンや政治家がよく口にするこの言葉に私は反対です。<br /><br />現実、夫婦間でさえ価値観はよく異なります。世界では民族が異なり、文化背景の異なる夫婦が普通にたくさんいます。異なる宗教同士の結婚も珍しくありません。価値観の違う夫婦はどちらかといえばむしろ幸せな場合が多いのです。相手、とくに女性を尊重することになれているからです。<br /><br />家庭や育った環境の違いで人の価値観は当然違います。「平凡が一番」と思う人もいれば「出世に限る」と思う人も居ます。「金がすべて」と思う人もいれば「楽しみが第一」と思う人もいます。<br /><br />日本の政治をみればわかるように、与党と野党だけではなく、与党の中にも価値観の違いがあって当然です。そもそも政治とは違う価値観の闘争に過ぎず、政治家は違う利益階層の代表に過ぎないのです。<br /><br />国家間の価値観は当然違うのです。よく民主主義と資本主義を持ち出して米国やインドの価値観を共有している政治家が言うのですが、それは政治的なプロパガンダにすぎません。私は日本人と米国人とインド人が価値観を共有しているとは思いません。現地に滞在すれば分からない人はいないでしょう。<br /><br />そもそも価値観を共有しないのは悪いことではありません。最近の日本社会ではなかなかリーダーが育たない、その主な原因は多様性の欠如にあると多くの人が認識しています。しかし、多様性の本質は他ではなく価値観の多様性であり、価値観の相違です。<br /><br />考えてみてください。好き嫌いで部下を評価する社長の下であなたは勤めたいと思いますか。価値観を持ち出して人の意見を無視する上司をあなたは認めますか。日本を嫌いながら営業する外国人が上手く売れると思いますか。嫌々滞在する外国で日本人がビジネスを拡大できると思いますか。<br /><br />同僚やすぐ上の上司に対して「価値観が違う」と言えても、数段も上の指導部に対して平社員は決して「社長と価値観が違うから」と言いません。自分の価値観を隠すか外に逃げるかしかありません。したがってそんな組織には包容力と活性化は無理です。<br /><br />会社の同僚と上司には多様な価値観が存在します。ビジネスの相手である顧客には多様な価値観が存在します。世界各国、各民族には多様な価値観が存在します。価値観は人間の体格や顔と同様、大いに異なる場合もあれば似ている場合もあります。しかし、完全に同様なものは存在しません。<br /><br />リーダーシップとかTPPとか海外事業とか、日本の課題の多くはこの価値観への包容力の問題に過ぎません。この議論は分かる人は多いですが、いざとなるとできないのが問題です。<br /><br />何よりも重要なのは自分の体格を基準に物事を判断しないことです。しかし、「日本人は優しいから自分を他人に押し付けない」との思い込みが障害になっています。同質社会の中で生きているうちに自分と他人の明確な相違がなくなっているからです。<br /><br />同質を求め、多様性を嫌うことの本質はこの「自分タチの価値観に慣れている」ことにあるのです。価値観を言う人ほど、自分ダケの価値観を持っていないのです。<br /><br /><a name="more"></a>

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<title>年初の「平凡な日常」</title>
<description>「ちょっとだけ置かせてくださいね」。足元のカバンから新聞を出すために私は隣座席の人に言いました。しかし、彼のテーブルにコップを置こうとした時に不味いことが起きました。私はその中のコーヒーを派手にこぼしたのです。垂れるコーヒーをみて焦りました。「申し訳ございません！」と謝った後、すぐ「タオルください！」と添乗員に叫びました。タオルとティシュでテーブルを拭き、椅子を拭き、「脚に付きましたか」と聞きました。幸いにして「脚は大丈夫です」でした。少し安心して「お許しください」と再度謝っ..</description>
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<dc:creator>sou</dc:creator>
<dc:date>2012-01-13T08:00:00+09:00</dc:date>
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「ちょっとだけ置かせてくださいね」。足元のカバンから新聞を出すために私は隣座席の人に言いました。しかし、彼のテーブルにコップを置こうとした時に不味いことが起きました。私はその中のコーヒーを派手にこぼしたのです。<br /><br />垂れるコーヒーをみて焦りました。「申し訳ございません！」と謝った後、すぐ「タオルください！」と添乗員に叫びました。タオルとティシュでテーブルを拭き、椅子を拭き、「脚に付きましたか」と聞きました。幸いにして「脚は大丈夫です」でした。少し安心して「お許しください」と再度謝ってもう一度丁寧に拭きました。<br /><br />世の中は不思議なもので、実は昨晩にも同じ場面がありました。主役は私ではなく娘でした。<br /><br />数日前、我が家は足湯の機械を買いました。長いお風呂は疲れますが、足だけなら熱いお湯でも長く浸せて気持が良いのです。私がやり出すと子供達も小さな足を入れ込んできます。テレビを見ながら過ごす時間は至福です。<br /><br />昨晩も8歳の娘と足湯を楽しみました。終わる頃、彼女が足湯の機械の縁に立とうとしたため、機械が転倒し、大量のお湯が床にこぼれたのです。そのお湯は床一面に流れ込みベッドの下にも広がりました。<br /><br />びっくりした私が「何してんだ！」と大きな声で叱りました。家内が大量なバスタオルを持ってきて私がそれを使って湯を吸い取りながら「自分のしたことだから早く始末しなさいよ」と茫然としている娘に叫びました。<br /><br />大人気ない私は作業しながらもさらに一言文句を言ったと思います。しかし、その後、徐々に怒る気持ちが消えて行きました。娘が「私の責任だから全部やります」と言いながら一生懸命作業を始めたからです。<br /><br />バスタオルを持ってベッドの下に潜りながら「私の体は小さいからベッドの下を任せてください」と娘が言います。途中、ベッドの下から「パパ、私わざとじゃないから許してね」との娘の声が聞こえた時、怒る気持ちよりも「自分が大人気ないな」、「娘への教育は厳しすぎたかな」とむしろ反省を始めました。<br /><br />自己反省と同時に8歳の娘に尊敬の念すら持ちました。自分の子供の言動に感動を覚えたのは初めての体験でした。何か優しい言葉をかけたいのですが、適切な言葉が見つかりませんでした。<br /><br />作業が終わった後、自責の念のせいかどうかは分かりませんが、娘は自分の部屋に戻って行きました。家内が様子を見に入りましたが、暫くすると真っ赤な目をして出てきました。「一生懸命漢字の練習をやっていますよ」と。<br /><br />私も涙が出そうでしたが、我慢しました。新年早々、自分も大切なことを娘から学びました。それは彼女の行動でした。「私の責任だから」という言葉も響きましたが、あの小さな体をベッドの下に潜らせた行動が一番私の心を動かしたのです。<br /><br />作業が終わって脚を引っ張って外に出した時は、娘のパジャマも濡れていました。彼女はバスタオルと一緒に体も使って水を拭いたのです。その様子を見て「私はちゃんと責任を取っているだろうか」、「私はちゃんと行動しているだろうか」と強く自問しました・・・。<br /><br />「もしもし、食事がきましたよ」。考え込んだ私の腕に誰かが軽くタッチしました。隣の方でした。さきほどコーヒーを溢された隣の方が私に優しく呼びかけたのです。<br /><br />皆さま、私の一年はこんな「平凡な日常」から始まりました。<br /><a name="more"></a>

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<title>激変を抱擁して</title>
<description>やっとリーマンショックの苦痛から脱出し、緩やかな景気回復を想定していた時にあの日は突然やってきました。上海空港の滑走路から今にも飛び立とうとする機内から突然、「本便は駐機場に戻ります」とアナウンスが流れ、そして後ろから「東京に大地震が・・・」との呟きが聞こえてきました・・・。今年を思い出そうとするとどうしてもこの日が先に出てくるのです。しかし、日本にショックを与えたのは地震ではなく、津波であり、メルトダウンであり、そして東電や国家の危機管理の甘さでした。国内生産のリスクを分散..</description>
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<dc:date>2011-12-22T08:00:00+09:00</dc:date>
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やっとリーマンショックの苦痛から脱出し、緩やかな景気回復を想定していた時にあの日は突然やってきました。<br /><br />上海空港の滑走路から今にも飛び立とうとする機内から突然、「本便は駐機場に戻ります」とアナウンスが流れ、そして後ろから「東京に大地震が・・・」との呟きが聞こえてきました・・・。今年を思い出そうとするとどうしてもこの日が先に出てくるのです。<br /><br />しかし、日本にショックを与えたのは地震ではなく、津波であり、メルトダウンであり、そして東電や国家の危機管理の甘さでした。<br /><br />国内生産のリスクを分散しようと、中国のリスクを分散しようと、日系メーカーが挙ってタイに生産をシフトしましたが、そこに未曾有の大洪水がやってきてその被害は3・11よりも大きくなりました。<br /><br />リーマンショックの時、世界中がドルを嫌ってユーロに飛び付きました。ブラジル出身のスーパーモデルがドルを拒否しユーロで報酬を受け取りました。世界中がユーロに退避したところに、やってきたのは今年のユーロ危機でした。ユーロはなくならないとしてもこれまでのユーロはもうこの星に存在しません。<br /><br />BRICsはどこに行ってしまったのでしょうか。先月、不動産業の知人が突然電話をかけてきて「3％の利息で運転資金を貸してもらえないか」というが、よくよく聞くと3％は年間ではなく、月間の利息でした。北京郊外に本社を構える中国のジュース最大手を訪ねると3月に8千人居た営業マンを3千人までにリストラしたとCEOが言います。<br /><br />9年間で10万人のイラク国民の命を奪い、8千億ドルの税金を費やしたイラク戦争。撤退でアメリカは反省したかと思えば、地球を何回も破壊できる原爆を持ちながら中東を何回も破壊できる原爆を持つイスラエルとイランに戦争を仕掛けるのです。「核疑惑」という理由で。<br /><br />イランへの本格攻撃は間一髪で踏み止まり、無人機が失われたくらいで済んだのは世界の幸いでしたが、その米国も来年政権交代します。中国もロシアも政権が交代し、それぞれ国内に大きな不安と困難を抱えます。<br /><br />以上の文章は3日前までに書いたものですが、そこに飛び込んできたのは北朝鮮金正日の突然な死去でした。北朝鮮までも政権交代するとは思いもよりませんでした。<br /><br />高校生も携帯電話を持ち始めた北朝鮮では、三代も続く世襲が成功するとは思いません。すぐではないと思いますが、大きな変化がやってくるに違いありません。長い歴史を考察すると気付きますが、東アジアの動乱はいつも朝鮮半島から始まったのです。<br /><br />暗い話ばかりを書きましたが、気分を持ちなおそうと窓を見たら大きなクリスマスツリーが見えました。仲よさそうな男女が寄り添うように窓際に座っています。世の中はどんな激動になっても、われわれ一人一人の生活は静かに続くものです。<br /><br />国が強くなったり弱くなったり、景気が良くなったり悪くなったり、収入が増えたり減ったり・・・良くも悪くも変化は必ず起きるものです。冬眠で冬をやり過ごす動物もいれば雪をかきわけてその下の草で食い繋ぐ動物もいます。しかし、生きていれば必ず春を迎えることができます。<br /><br />年末の今、せっかく今年世界最大の不幸を乗り越えた皆さんは来年への心配よりも、来るクリスマスや新年をゆっくり楽しく過ごしていただきたいと思います。幸せな人生とは人生に幸せな時間が多いことです。少しでもその幸せな時間の欠片が増えるように、私も努力したいと思います。<br /><br />皆さま、今年は、いえ、今年も大変お世話になりました。来年も「宋メール」をよろしくお願い申し上げます。<br /><br />良いお年を。<br /><a name="more"></a>

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<title>「真面目」の問題か</title>
<description>「オリンパスはもともと真面目な従業員と高い技術力を有する健全な企業で、企業ぐるみの不祥事が行われたわけではない」、「悪い意味でのサラリーマン根性の集大成」、「経営中心部分が腐っており、その周辺部も汚染されていた」、「ワンマン体制が長く続き、誰も社内で本当のことが言えない状態が続いた」・・・これがオリンパスの第三者調査委員会の報告書です。「真面目」、「サラリーマン根性」、「腐っている」・・・第三者調査委員会に期待しているのは事実の調査であり、正義の調査ではないはずです。オリンパ..</description>
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「オリンパスはもともと真面目な従業員と高い技術力を有する健全な企業で、企業ぐるみの不祥事が行われたわけではない」、「悪い意味でのサラリーマン根性の集大成」、「経営中心部分が腐っており、その周辺部も汚染されていた」、「ワンマン体制が長く続き、誰も社内で本当のことが言えない状態が続いた」・・・<br /><br />これがオリンパスの第三者調査委員会の報告書です。「真面目」、「サラリーマン根性」、「腐っている」・・・第三者調査委員会に期待しているのは事実の調査であり、正義の調査ではないはずです。<br /><br />オリンパスの財務諸表の作成に数十人がかかわるでしょう。十数年にわたって千億以上の不良資産を隠してきたのに社員が気付かないのはアラビアのおとぎ話でしょう。彼らが命令される作業を密告することもなく「真面目」に働いたのは確かです。<br /><br />面識のある人は分かりますが、菊川さんや岸本さんは超がつくほど真面目な人です。たぶん誰も着服していないと思います。彼らが三代にわたって苦しいリレーができたのはむしろ「俺が真面目に働いている。私利私欲のためではない」という自負があったからと思います。<br /><br />経営の中心は本当に腐っているのでしょうか。菊川さんは岸本さんからの不正会計の引き継ぎを除けば、日本企業によくみられる普通の老害でした。むしろオリンパスの経営は多くの大手企業の中でまだマシな方です。それが業績にも株価にも如実に現われていました。<br /><br />鈴木正孝さんというグローバル事業を大きくした専務が居ます。彼がリードしてきた中国・アジアの内視鏡事業はオリンパスの業績を支えただけではなく、何でもありの中国市場でも厳しいコンプライアンスポリシーを守ってきました。鈴木さんも経営の中心に居ますが、腐っているどころか、菊川さんと闘ってきた、本来社長になるべき人物です。<br /><br />日本の大手企業では、率直で業績をあげて人気もある取締役は社長になれません。男のやきもちは恐ろしいもので、在任中の社長よりも人気があってはなりません。だから後任社長はロシア人形マトリョーシカのように必ずそっくりの人が出てきますが、矮小化していくのみです。<br /><br />今となって隠ぺいを主導してきた元社長をワンマンだのサラリーマン根性だの批判するのは容易いことです。しかし、強引にCEO椅子にへばり付いても、菊川さんにはとてもワンマンの力がありません。彼の根性は80歳過ぎても会社に行く多くの「真面目な」経営者達の共通の根性です。<br /><br />調査委員会のメンバーもそういう「真面目」な方々でしょう。「腐っている」などの感情剥き出し表現をみると思わず笑えてしまいます。ばれたことを調査に行くのだから真面目なことを言うぐらいしかやることがなかったでしょう。<br /><br />コンプライアンスは茶番、社外取締役は茶番、株主総会は茶番、第三者調査委員会も茶番です。53億のライブドア事件はいきなり強制捜査と社長逮捕から始まりました。いっさい茶番がありませんでした。<br /><br />なぜでしょうか。堀江氏が不真面目だったからです。しかし、忘れてはならないのはこんな真面目な調査ができたのも、不真面目な外国人のおかげでした。彼がいなければオリンパス事件はなかっただろうと、読者の皆様は思いませんか。<br /><a name="more"></a>

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<title>上品な商売、下品な商売</title>
<description>世の中はいろいろな商売があるものです。性風俗を合法化している国もかなりあります。合法化していない国も多いのですが、逆に性風俗が余計に盛んな場合もあります。売春批判の聖人君子の多くは性風俗のお世話になっているはずです。売春こそ永遠の商売です。大麻が合法だという国は存在しています。煙草とアルコールの依存性を考えると麻薬と嗜好品の境目があまりはっきりしないのです。煙草会社とアルコール会社はだいたい良い会社です。サラ金は闇金と言われていた時代がありました。私が日本に来た85年ごろはサ..</description>
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<dc:date>2011-11-25T08:00:00+09:00</dc:date>
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世の中はいろいろな商売があるものです。性風俗を合法化している国もかなりあります。合法化していない国も多いのですが、逆に性風俗が余計に盛んな場合もあります。売春批判の聖人君子の多くは性風俗のお世話になっているはずです。売春こそ永遠の商売です。<br /><br />大麻が合法だという国は存在しています。煙草とアルコールの依存性を考えると麻薬と嗜好品の境目があまりはっきりしないのです。煙草会社とアルコール会社はだいたい良い会社です。<br /><br />サラ金は闇金と言われていた時代がありました。私が日本に来た85年ごろはサラ金を商売にしている人はヤクザとそれほど変わらないような感じでした。<br /><br />小泉改革が息切れした後、サラ金が冬の時代に突入したと思えば、なんとそのサラ金は消えてなくなったのではなく、初期に手を染めたくなかった大手金融グループがこぞってサラ金業者をさらったのです。<br /><br />不動産も昔は下品な人の商売でした。スーツケースに現金を詰め込んで地上げして下町を歩き回る成金でした。今となって不動産こそ株や年金よりずっと価値を保管してくれる優良金融商品になっています。<br /><br />昔、芸人は裏社会に繋がる貧困な人達でした。パチンコは賭博でゴルファーは遊び人でした・・・歴代東大生が最も多く就職した産業こそ社会のお役に立つ「立派」な産業でした。<br /><br />亡くなった松下幸之助さんがゲーム機の生産に反対したのは有名でした。子供達がゲームばかりして勉強しないからでした。しかし、そのゲーム産業こそ日本の最も強い産業として生き残り、ついでに日本の文化を世界に広める媒体にもなったのです。<br /><br />私が92年に会社を興した時、「良い会社に入れないから仕方がないね」と思われました。大手企業を辞めて企業を興す人はだいたい問題を起こして辞めざるを得ない人でした。<br /><br />日本の経営者と付き合うと不思議に創業者社長に朝鮮半島ご出身の方々が多いのです。日本国籍になって日本名を使うのであまり知られていませんが、各業界の代表的な創業オーナーの多くは半島の血を引きついでいます。<br /><br />反対に「正真正銘」な日本人で優等生のはずの東大生は滅多に創業しません。選んだ職業もだいたいその10年後に斜陽産業になります。鉱業、鉄鋼、官僚、金融、ゼネコン・・・その「予想力」は抜群です。<br /><br />さらにだいたい古い会社と古い商売が若い会社と新しい商売を否定するのです。読売のナベツネさんがオリックスの宮内さんを「カネカシ」と呼び捨てにした話は有名ですが、最近楽天の三木谷さんがゲームのDeNAについて野球チームに相応しくないと言うのです。<br /><br />自分の話が長く、他人の話に興味がない。自分の事業が素晴らしく他人の事業に意味を感じない。経営者が偉くなると必ずこのようなパターンにはまるのです。気持ちは分かるが、野性を失う瞬間です。<br /><br />商売は合法である以上、上も下も上品も下品もありません。人が商売を選ぶのではなく、商売が人を選ぶのです。<br /><a name="more"></a>

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<title>自他に分かる日本語を</title>
<description>「PPTについてどう思いますか」。「そうですね、最近は揉めていますね」・・・皆さんはこの会話をどう思うでしょうか。「PPTではなく、TPPだよ」とすぐ気付く方がどのくらいおられるでしょうか。PPT、TPP、TTP、PTT・・・英語力は平均より上だと思う私ですが、TPPをしっかり言えるようになったのは最近のことです。なぜ「太平洋協定」のような覚えやすく、中身と本質を分かる日本語を使わないでしょうか。FTAでもTPPでも私はグローバル競争に参加するあらゆる仕組みには賛成です。しか..</description>
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<dc:date>2011-11-11T08:00:00+09:00</dc:date>
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「PPTについてどう思いますか」。「そうですね、最近は揉めていますね」・・・皆さんはこの会話をどう思うでしょうか。「PPTではなく、TPPだよ」とすぐ気付く方がどのくらいおられるでしょうか。<br /><br />PPT、TPP、TTP、PTT・・・英語力は平均より上だと思う私ですが、TPPをしっかり言えるようになったのは最近のことです。なぜ「太平洋協定」のような覚えやすく、中身と本質を分かる日本語を使わないでしょうか。<br /><br />FTAでもTPPでも私はグローバル競争に参加するあらゆる仕組みには賛成です。しかし、先週後半から急にTPP交渉に疑問を持つようになりました。ツイッターなどを通じて多くの方々がTPPの最も基本的なことも分かっていないことに気付いたからです。<br /><br />経済と交易の環太平洋といえば、経済規模から見ても、日本との交易量をみても中国、韓国、ロシア、香港、台湾などはとても重要なのです。しかし、これらの国はTPPに入らないのです。「環太平洋」ではないのにTPPといって誤解のままでの参加交渉は不自然だと思うのです。<br /><br />現状では米国に交渉力を持つ国が誰もTPPに入っていないのです。主要国のうち、日米だけが参加する経済協定は日米経済同盟に映るのです。それを理解した上で参加するならよろしいのですが、「皆が入っているから」というプレッシャーに弱い国民心理を利用してのダメ押しは危険です。<br /><br />「中国が参加しないから宋さんは反対するでしょう」と思う方が居るかもしれませんが、私のツイッターをチェックしていただければ私は先週まではずっと賛成してきました。急に反対を始めたのは名前と中身さえ一致しないことに気付かれない中、とにかく交渉参加に急ぐ「焦り」の姿勢です。<br /><br />経営コンサルタントをやっていた頃、某大手企業の常務に社内幹部向けの講演を頼まれました。「どんな内容がいいですか」と聞くと「今年の当社のキーワードはイノベーション、チェンジとコンピテンシーなので・・・」と言われました。<br /><br />安くない講演料のため責任を感じているので勇気を出して思い切って聞きました。「コンピテンシーの意味は分かりますか」。するとその常務さんが慌てて内ポケットから手帳を出して顔を赤くして「えーと、確か・・・」と説明を始めました。<br /><br />分からないことを分からない外来語にしてやすやす流れに乗せたりする傾向が日本社会にあります。経営もそうですが、議論が五分五分でもリーダーは決断する必要があります。しかし、言葉の中身も曖昧なままの決断はどう考えても決断ではなく賭博です。<br /><br />「コンプライアンス」にかかる手間が膨張している中、20年間も隠蔽して来たオリンパスの巨額損失が外国人社長の手で暴かれました。菊川元会長を初めとする一部の経営陣に必要なのはコンプライアンスという外来語ではなく、昔からあった日本の諺です。「嘘は泥棒の始まり」。<br /><br />議論も決断も大事ですが、その前に最も重要なのは自他に分かる日本語を使うことです。<br /><a name="more"></a>

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<title>ジョブズの傲慢</title>
<description>突然、家内のメールにiTunesから8千円ほどの引き落とし通知が届けられました。驚いた家内がアップルショップに「子供は無料ゲームでしか遊んでいないのになぜ？」と聞きましたら、店員が淡々と答えました。「無料でも途中からパーツなどが有料になるのでたぶん知らないうちに買ったでしょう」。そういえば、たしかに無料ゲームをダウンロードしようとした時、クレジットカードの情報を聞かれました。不思議に思ってやめようとしましたが、背中から聞こえた子供達の「土日しかやらない。無料しかやらない。」の..</description>
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<dc:creator>sou</dc:creator>
<dc:date>2011-10-28T08:00:00+09:00</dc:date>
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突然、家内のメールにiTunesから8千円ほどの引き落とし通知が届けられました。驚いた家内がアップルショップに「子供は無料ゲームでしか遊んでいないのになぜ？」と聞きましたら、店員が淡々と答えました。「無料でも途中からパーツなどが有料になるのでたぶん知らないうちに買ったでしょう」。<br /><br />そういえば、たしかに無料ゲームをダウンロードしようとした時、クレジットカードの情報を聞かれました。不思議に思ってやめようとしましたが、背中から聞こえた子供達の「土日しかやらない。無料しかやらない。」の「誓い」に押されて面倒な設定をしました。<br /><br />店に抗議する気にもなりません。この手のサイトはいくらでもあります。しかし、「クローズした安全性」を売り物にしたジョブズの宣伝がなければ、私はそんなに簡単に騙されることはありませんでした。<br /><br />「終了のためにスタートボタンを押す。」ジョブズは且つてこのようにWindowsを嘲笑いました。「無料のためにクレジット情報を聞く。」これは私のお返しです。<br /><br />ペプシを砂糖水と揶揄し、マイクロソフトを真似会社と扱き下ろし、アンドロイドを盗作と決め付け、海軍を海賊以下と馬鹿にする。極め付けはジョブズが作ったビルゲイツの初夜話：「初夜を過ごしたゲイツの新妻がゲイツに言った『なぜマイクロソフトと呼ぶかよくわかったわ。マイクロ・アンド・ソフトだね。』（小さく軟い）」<br /><br />MACファンに申し訳ありませんが、私のようなITツールに弱かった人はアップルよりずっとWindowsに感謝しています。いろいろと腹が立つところもありますが、そのオープン性がPCを家電に変えました。そのずっと前からMACはありましたが、その閉鎖性はMACを一部のプロの道具に閉じ込めました。<br /><br />ジョブズが世界を変えたという論調に非常に違和感を覚えるのはこのためです。ジョブズはスタイルやイメージの演出が卓越していることは認めますが、iPhone、iPad、iTunesが世界を変えたと思わないのです。ジョブズ後のこれらのツールはその閉鎖性の故に衰退するに違いありません。<br /><br />「私は巨人の肩で遊んでいる子供。」偉大なニュートンが言ったように、どんな発明も人類のさまざまな文明蓄積、社会のさまざまなバックアップ環境の下で生まれるのです。ジョブズがやり遂げたことは個性があっても発明はないはずです。<br /><br />Windowsなどが増やした膨大なIT人口がなければ、Googleなどが広げた広大なネット空間がなければ、FIXCONなどが作った巨大な工場がなければ、デザインとマーケティングのパートナーがいなければ・・・一つでも欠ければアップルの成功はありえないのです。ジョブズはスビルバーグのような優秀な監督ではありますが、その閉鎖性と嫉妬心が世界の進歩に貢献したとは思いません。<br /><br />いかれた変わり者（天才と同義）と思えばそこまでですが、死後も伝記や映画を通じて子供の英雄になる人物にほど遠いのです。営業とマーケティングを専門にしてきた私からみれば実に生前も死後もうまいことをやると感心しきりです。<br /><br />いま、日本にもジョブズのような人が増えました。他国や他人のちょっとした進歩をすぐ真似だと言いたがる人達です。そもそも真似と学びは投機と投資のように区別が付かないケースがほとんどです。特許侵害と思えば正々堂々訴えればいいのに、立証できない限り、自分がもっと前に進むか、もっといい物を真似するかでしかありません。<br /><br />自分の学びを創造と言い、他人の学びを真似という。自分の運用を投資といい、他人の運用を投機と言う。思うのも言うのも自由ですが、自分自身の「健康」によくないことを忘れてはいけません。<br /><a name="more"></a>

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<title>人材の宝庫と人材の倉庫</title>
<description>先日、数年ぶりに大手ゲームメーカーのCEOと会いました。古い友人であると同時に年齢も近いためか、挨拶もそこそこにいきなり聞かれました。「宋さん、今の日本が抱えている一番の問題は何だと思いますか。」「人材の流動性の問題だ。」トロイ私を気に介せず、いつものように彼は自分の結論をずばりと言った後、「新しいサービスを始め、新しいマーケットに進出したくても必要な人材を確保できない。居ないからではない。人材が企業に固定しているから必要なところにシフトできない。」と解説してくれました。そう..</description>
<dc:subject>メルマガ</dc:subject>
<dc:creator>sou</dc:creator>
<dc:date>2011-10-14T08:00:00+09:00</dc:date>
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先日、数年ぶりに大手ゲームメーカーのCEOと会いました。古い友人であると同時に年齢も近いためか、挨拶もそこそこにいきなり聞かれました。「宋さん、今の日本が抱えている一番の問題は何だと思いますか。」<br /><br />「人材の流動性の問題だ。」トロイ私を気に介せず、いつものように彼は自分の結論をずばりと言った後、「新しいサービスを始め、新しいマーケットに進出したくても必要な人材を確保できない。居ないからではない。人材が企業に固定しているから必要なところにシフトできない。」と解説してくれました。<br /><br />そういえば、以前、私は博士だけでも千人以上居る大手メーカー社長に言われました。「宋さん、わが社はまさに人材の宝庫だ。しかし、彼らの才能を活用するのは大変だ。」と。これに対して私は「自社だけで活かそうとするから問題です。人材の宝庫ではなく、人材の倉庫になりますよ。」と答えました。<br /><br />その社長の苦笑いは今も忘れませんが、この問題は経営者だけで解決できる問題ではありません。安定志向の社員意識、終身雇用を是認する社会風土と社会保障システム、失敗を恐れリスクから逃げ回る若者。どれを取ってみても人材流動性を阻害する要因になっています。<br /><br />実際、いまだに終身雇用を享受しているのは大手企業の正社員だけなのです。中小企業は昔から終身雇用ではありません。したくてもできないからです。日本企業の海外法人は昔から終身雇用ではありません。外国人は誰も終身雇用を有り難く思わないからです。良いなら長く居ますが、自分を活かしてくれないなら転職するのはあたりまえです。<br /><br />メンツだけのための終身雇用が日本的格差を作り出します。同じ仕事、同じ労働時間、同じ成果に対して報酬は契約社員や派遣社員が正社員のそれの三分の一。この格差はもはや格差ではなく、差別なのです。法治国家というのによくできるものです。<br /><br />優秀な人材が大手の正社員になりたいのはこの特権のためです。一度手に入ったら失う恐怖に怯えて組織に媚を売ってもしがみつきます。転職したら地位も年収も転落するのでする訳がありません。<br /><br />椅子取りゲームのように皆が立ち上がればまた平等にチャンスが回ってきますが、誰も椅子からお尻を離さないから立ち上がる人は新しい椅子がないのです。<br /><br />しかし、世界情勢とマーケットは激しく変化しています。それに対応していくには自家製の人材を無理やりはめるよりも適材をマーケットから確保したほうが良いに決まっていますが、流動性がないから本物のマーケットが形成されないのです。<br /><br />社会の活性化においても流動性の欠如が邪魔しています。活性化の多くは景気の改善や制度の刷新によるものではなく人間の新たな出会いと組み合わせに伴って起きるものです。GEの元CEOのウェルチが言いました。「人事は化学反応と同じ。反応しあう者同士を会わせれば良いのだ。」<br /><br />反応しない者同士に毎日無駄な教育とモチベーションアップをやっても決して何の活性化も起きません。流動性を高め、反応する者同士が出会う機会を増やすことこそ、化学反応を起こす基本条件です。その化学反応に伴って活性化というエネルギーが自然に放出され、人材の倉庫が自然に人材の宝庫に変わるのです。<a name="more"></a>

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<title>議論の限界を知ってこそ</title>
<description>皆様がこのメールを目にした日の夜に、私は「朝まで生テレビ」に出ます。まだ起きておられたらぜひご覧ください。メイン・テーマは「日米同盟」、「普天間問題」です。あの沖縄県民を「ゆすりたかりの名人」と呼んだケビンさんがスタジオに来られます。正直言って世界平和の観点からみても日本防衛の観点からみても、私は日米安保はとても大切だと思うのです。総領事と日本部長だったケビンさんがその日米安保を支持するのは当然でしょう。しかし、同じ日米安保支持であっても立場が違うと支持の理由も違えば支持の仕..</description>
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<dc:creator>sou</dc:creator>
<dc:date>2011-09-30T08:00:00+09:00</dc:date>
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皆様がこのメールを目にした日の夜に、私は「朝まで生テレビ」に出ます。まだ起きておられたらぜひご覧ください。メイン・テーマは「日米同盟」、「普天間問題」です。あの沖縄県民を「ゆすりたかりの名人」と呼んだケビンさんがスタジオに来られます。<br /><br />正直言って世界平和の観点からみても日本防衛の観点からみても、私は日米安保はとても大切だと思うのです。総領事と日本部長だったケビンさんがその日米安保を支持するのは当然でしょう。<br /><br />しかし、同じ日米安保支持であっても立場が違うと支持の理由も違えば支持の仕方も違うのです。大量の民間人が米軍に殺された沖縄県民は日米安保を支持しても、いまだに故郷に響く戦闘機の轟音に耐えられない心情は理解し難いものではありません。<br /><br />その県民の心情を理解せず、これまでの懐柔策を「施し」として捉え、未だに反対する住民の気持ちを「もっと施しがほしい」というたかり根性として理解する。これこそ占領者と植民者の発想だと思うのは私の考えすぎでしょうか。<br /><br />かりに一部の県民が補償金の要求で少し苦しい心情を和らげたとしても、それはまた理解しにくい話ではありません。不倫された奥さんが慰謝料の増額を求めるのはゆすりたかりではなく、気持のバランスをとるためです。<br /><br />一万歩引いて、かりにそれは確かにゆすりたかりだとしてもそれは占領者が言うことではありませんし、言うならばその場所を返してから言うものです。<br /><br />本日のメルマガは何も日米安保の話ではなく、この立場を乗り越えて相手を理解することの限界について話してみたいと思います。「限界を乗り越える」という精神論よりも、限界を知って補足方法を見出すほうが効率的だと思うからです。<br /><br />私よりも若く、中国の若者に人気の電機メーカー社長がいます。出井さんと私を顧問に招き入れ、世界進出を夢見るAigo社のFengさんです。<br /><br />彼は消費者の若者に大いに支持されていますが、社内では「5元のFeng」と社員達にあだ名を付けられています。5元以上の物を買いたくないという皮肉のあだ名です。Fengさんとは家族ぐるみのお付き合いですが、彼は少しもケチではありません。彼が社員も気にしない5元を大切にするのは「ケチ」だからではなく、社員と立場も志も違うからです。<br /><br />企業の中の議論は本来、共通の結論に到達しにくいものが多いはずです。その理由は立場と志の違いに由来するものです。人間に同じ立場と同じ志を求めることは無理なので自然に議論の限界も生じます。「話せば分かる」というのですが、「話しても分からない」こともあると理解しないといつまでも話だけで終わってしまうのです。<br /><br />与党と野党の話し合いは噛み合う訳がありません。菅さんに向かって「あなたがいるから与野党連合ができない」と叫んだ「政治記者」がいましたが、政治音痴を晒したようなものです。与党と野党が合わないから選挙があります。リーダーシップとルールの多くは無駄な議論を避けるためにあるのです。<br /><br />「誰も米軍にきてほしくないから、いままでのところに居てくれたほうが一番いい」。本州に住む私の親戚が私に言いました。みなさんの本音はどうでしょうか。<br /><br />議論は重要ですが、議論に頼る組織は前進しません。冒頭に批判したケビンさんが「決断できない日本」といつも言っています。悔しいのですが、賛成せざるを得ません。<br /><a name="more"></a>

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<title>世界に一つだけの花（中国語バージョン訳）&lt;br /&gt;</title>
<description>世界に一つだけの花（中国語バージョン訳）作詞：林明陽http://v.youku.com/v_show/id_XMjUxNzc4MzQ4.html一緒に世界唯一の花を植えようわれわれ皆唯一のOnlyOne街角の花屋で花の笑顔が見える微笑んで光る顔それぞれの思いでそれぞれが特別に光る世界の人々の美は皆誇らしくその美しさに驚くばかり花である限り必ず美しさがあるどれも鮮やかさを欠かない小さい時を思い出そう明日の負けと代価を恐れた。皆が一番で到達したかった。もう遅れることも恐れること..</description>
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<dc:creator>sou</dc:creator>
<dc:date>2011-09-17T12:53:34+09:00</dc:date>
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世界に一つだけの花（中国語バージョン訳）<br />作詞：林明陽<br /><a href="http://v.youku.com/v_show/id_XMjUxNzc4MzQ4.html" target="_blank">http://v.youku.com/v_show/id_XMjUxNzc4MzQ4.html</a><br /><br /><br />一緒に世界唯一の花を植えよう<br />われわれ皆唯一のOnlyOne<br /><br />街角の花屋で花の笑顔が見える<br />微笑んで光る顔<br />それぞれの思いで<br />それぞれが特別に光る<br />世界の人々の美は皆誇らしく<br />その美しさに驚くばかり<br />花である限り必ず美しさがある<br />どれも鮮やかさを欠かない<br /><br />小さい時を思い出そう<br />明日の負けと代価を恐れた。<br />皆が一番で到達したかった。<br />もう遅れることも恐れることもない<br />確かな足取りで歩もう<br /><br />あなたは世界の最も特別な花<br />誰もが芽を出している種<br />この種は必ず成長して花を咲く<br />汗で灌漑して美しさを残そう<br /><br />時には微笑みは無力且つ曇るが、<br />難局でも心の揺れを止めよう<br />努力を払えばこの花は必ず咲く<br />種を埋め将来を照らそう<br /><br />毎日笑顔を出して心を開こう<br />心の中を花の海に変えよう<br />希望と共に歩めば将来が必ず広がろう<br />日当たりのよい場所に美しい種を植えよう<br />小さい時を思い出そう<br />明日の負けと代価を恐れた。<br />皆が一番で到達したかった。<br />もう遅れることも恐れることもない<br />確かな足取りで歩もう<br /><br />あなたは世界の最も特別な花<br />誰もが芽を出している種<br />この種は必ず成長して花を咲く<br />汗で灌漑して美しさを残そう<br /><br />花は皆自分の枝を持つ<br />あれわれはみな特別な花<br />太陽の下、風雨の中、空は自分のもの<br />われわれは皆唯一のOnlyOne<br />LALALALALALA<br />LALALALALALA<br /><a name="more"></a>

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<title>世界上唯一的花（中文版原文）</title>
<description>世界上唯一的花（中文版原文）作词：林明阳http://v.youku.com/v_show/id_XMjUxNzc4MzQ4.html一起种世界上这唯一的花 我们全部都是唯一Only One在街角花店可以看见花的笑脸 有微笑有鲜艳亮丽的脸 每个人心中怀抱的是不同的念 每一朵花都是独特的明显 世界上的人美丽都是洋洋洒洒 都可以美得让你无比惊讶 只要是花一定会有艳丽文雅没有谁的色彩会是匮乏回想起我们从儿语牙牙就怕输掉明天付出代价所有的人所有人都想要第一个到达你不会落后不要害怕用清..</description>
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<dc:creator>sou</dc:creator>
<dc:date>2011-09-17T12:40:07+09:00</dc:date>
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世界上唯一的花（中文版原文）<br />作词：林明阳<br /><a href="http://v.youku.com/v_show/id_XMjUxNzc4MzQ4.html" target="_blank">http://v.youku.com/v_show/id_XMjUxNzc4MzQ4.html</a><br /><br />一起种世界上这唯一的花 <br />我们全部都是唯一Only One<br /><br />在街角花店可以看见花的笑脸 <br />有微笑有鲜艳亮丽的脸 <br />每个人心中怀抱的是不同的念 <br />每一朵花都是独特的明显 <br />世界上的人美丽都是洋洋洒洒 <br />都可以美得让你无比惊讶 <br />只要是花一定会有艳丽文雅<br />没有谁的色彩会是匮乏<br />回想起我们从儿语牙牙<br />就怕输掉明天付出代价<br />所有的人所有人都想要第一个到达<br />你不会落后不要害怕<br />用清脆步伐<br /><br />你是这世界上最特别的花<br />每个人每个人都是种子在发芽<br />这朵花成长一定会绽放开花<br />汗水浇灌就让色彩留下<br />有时笑容有无助也有阴霾<br />让信心再困难不可以摇摆<br />只要付出这朵花一定会开<br />种下自己梦想照亮未来<br />要每天露出笑容笑的开怀<br />把心里的鲜花变成花海<br />和希望一起走就会有将来<br />在向阳的地方种下精彩<br />回想起我们从儿语牙牙<br />就怕输掉明天付出代价<br />所有的人所有人都想要第一个到达<br />你不会落后不要害怕<br />用清脆步伐<br /><br />你是这世界上最特别的花<br />每个人每个人都是种子在发芽<br />这朵花成长一定会绽放开花<br />汗水灌溉就让色彩留下<br />每一朵花都有自己的枝桠<br />你和我我和他是特别的花<br />太阳下 风雨里天空属于自己<br />我们全都是唯一Only One<br />LALALALALALA<br />LALALALALALA<a name="more"></a>

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<title>蕎麦畑</title>
<description>30代で父親を亡くしたのに、なぜか40歳過ぎてからよく父親の話を思い出すようになりました。最近はよく「蕎麦畑の話」を思い出します。これは小さい時に何回も聞かされた話です。田舎の人々にとって上海は昔から中国の中の先進国です。上海から来た人が尊敬され、認められたことは間違いありません。そのため、上海に行ってきた村人の多くは帰ってきた途端、わざと上海語を真似します。多くの村人はそれを羨望と敬意をもって聞き入れますが、外を知る見識のある村人はそれを軽薄と見るのです。ある見識のある長老..</description>
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<dc:date>2011-09-16T08:00:00+09:00</dc:date>
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30代で父親を亡くしたのに、なぜか40歳過ぎてからよく父親の話を思い出すようになりました。最近はよく「蕎麦畑の話」を思い出します。これは小さい時に何回も聞かされた話です。<br /><br />田舎の人々にとって上海は昔から中国の中の先進国です。上海から来た人が尊敬され、認められたことは間違いありません。そのため、上海に行ってきた村人の多くは帰ってきた途端、わざと上海語を真似します。<br /><br />多くの村人はそれを羨望と敬意をもって聞き入れますが、外を知る見識のある村人はそれを軽薄と見るのです。<br /><br />ある見識のある長老が息子を上海への旅に出しました。見聞を広げるためです。一ヵ月後、その息子が戻ってきましたが、父親ががっかりしました。大して視野は広がらないわりに言葉にはやたら上海語を交えます。注意してもなかなか変えようとしません。<br /><br />ある朝、いつも通り、父親がその息子を連れて農作業に出かけました。蕎麦畑に生えた雑草の除去作業でした。怠けた息子は畑に着いてもなかなか作業を開始しないため、父親が「早くやらんか」と促すとその息子はなんと上海語で「これは何の作物かね」と言い出す始末でした。<br /><br />怒った父親が息子を捕まえて地面に押し付けて鍬の棒でお尻を叩き続けました。痛みに耐えられない息子は遠くにいる村人に助けを求めました。「助けてくれ、早く蕎麦園に来てくれ」。その時の言葉は母国語の山東語であり、作物も蕎麦だと分かっていました。<br /><br />父が私にこれを語る目的はただ一つ。「外を知ることは良いことだが、それにかぶれて謙虚さを忘れてはいけない」ということです。<br /><br />少し昔、ニューヨークタイムズの切り端をポケットから取り出して、日本の後進性と自分の先見性を証明しようとした言論人が居ました。その彼の名言は「日本の常識が世界の非常識」でした。しかし、この人が言っている「世界」とは間違っても中国やアジアが入っていません。彼の「世界」とは米国のことです。これこそ世界の非常識です。<br /><br />近年、さすがにニューヨークタイムズの切り端を出して論じる人はいませんが、下手な英語で米国のいくつかの研究所や著名人をインタビューするだけで「○○レポート」と称して世界の将来を予測するおやじもいます。しかし、一年先のことも予測できないことはこの2、3年の世界現実で証明されました。世界の未来は米国人でないと分からないというかぶれがあるからです。<br /><br />東証で日本人記者達に英語で発表する人もいます。質問が日本語なのに英語で答えます。この人は日本語を分からない訳ではありません。米国のやり方はスタンダードで英語がグローバル言語だと思うからです。<br /><br />蕎麦を食べて育った人がちょっと上海に行ってくると蕎麦を知らないふりをし、中途半端な上海語を話して村人の目を引く行為は実話でした。父親が何度も私にそれを聞かせた理由は人に嫌われないようにするためではないと思います。それで無知になり、進歩不能になるからです。<br /><br />すべての大洋を回ってきても私は「蕎麦畑」を忘れることがないでしょう。私を育てた蕎麦畑、心の蕎麦畑。<br /><a name="more"></a>

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<title>本物リーダーの生まれ方</title>
<description>料亭の生簀に小さな魚群が泳いでいます。常連客がそれを見つめているうちにあることに気付きました。先頭を走っている魚がいつも同じで、その少し後ろに付いている魚もだいたい決まっています。つまり、リーダーが居てその左右を固めるNo.2とNo.3が居るということです。この常連客がとても好奇心旺盛な方で魚のリーダーが居なくなった場合、次のリーダーに誰がなるか、どうなるかが気になりました。彼が店主にお願いしてリーダーの魚を生簀から取り出すことにしました。さて皆さん、急にリーダーの居なくなっ..</description>
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<dc:creator>sou</dc:creator>
<dc:date>2011-09-02T08:00:00+09:00</dc:date>
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料亭の生簀に小さな魚群が泳いでいます。常連客がそれを見つめているうちにあることに気付きました。先頭を走っている魚がいつも同じで、その少し後ろに付いている魚もだいたい決まっています。つまり、リーダーが居てその左右を固めるNo.2とNo.3が居るということです。<br /><br />この常連客がとても好奇心旺盛な方で魚のリーダーが居なくなった場合、次のリーダーに誰がなるか、どうなるかが気になりました。彼が店主にお願いしてリーダーの魚を生簀から取り出すことにしました。<br /><br />さて皆さん、急にリーダーの居なくなった魚群がどうなったと思いますか。新しいリーダーが誕生するのでしょうか。誕生するとしたら、誰がリーダーになるか、どうやってなるか。読み進む前に少しばかり目を閉じて考えていただけますでしょうか・・・。<br /><br />No.2かNo.3がリーダーになると考える方が多いかもしれませんが、正解は違います。魚群がしばらく混乱と無秩序に陥りますが、やがて再び魚群を成して泳ぎだすのです。その時も必ず先頭を走るリーダーが居ますが、なんとリーダーの魚は元のNo.2でもなくNo.3でもなく、見たことのない魚でした。<br /><br />経営アドバイザーをやってきたここ数年、たくさんの後継者選びをみてきましたが、正直成功事例が少ないのです。長年をかけて「後継者を育てる」と豪語した社長に限ってその後継者が冴えないケースが多いのです。<br /><br />国家も同じです。スターリンも毛沢東も後継者の育成と指名で悩み続けました。死ぬまで悩んだ結果の後継者が彼らの死後に必ず短命で終わります。本物リーダーにとって代わられるのです。<br /><br />リーダーは元リーダーが選ぶものではありません。闘争によってのみ本物リーダーが生まれるのです。その闘争の形が自由選挙か、人心掌握かはともかくとして闘争はリーダーとしての力量を正しく測定する唯一の方法なのです。<br /><br />リーダーの力量を測定している間はトップ不在のトップ争いが続きます。その闘争は醜いものであったり、不透明であったりします。闘争の間の組織は方向性を失い、彷徨い続けるガウス状態に陥るのです。<br /><br />しかし、その混乱と混迷からやがて本物リーダーが生まれるのです。宇宙の粉塵から巨星が生まれるように、天地の混沌から神が生まれるように、経営危機から名経営者が生まれるように。<br /><br />名経営者が選んだ経営者はほとんど冴えません。天才指導者が育てた後継者はほとんど権力の頂点に留まれません（世襲は例外）。これはなぜでしょうか。それは本物リーダーが選ばれるものではなく、混乱や困難を通じて生まれるものだからです。<br /><br />民主主義になったからといってこの原則が動揺するものではありません。日本の政治をみれば一目瞭然です。5年間で7人もリーダーを選んだのですが、本物リーダーが出現したとあなたは思うでしょうか。<br /><br />でも大丈夫。やがて本物リーダーが生まれます。あなたが選ばなくても。<br /><a name="more"></a>

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<title>人は空気を知らない</title>
<description>数年前、議員の友人が私に電話をかけてきました。「相談したいことがあるので来てくれないか。」と。経済界の人脈やアドバイスが必要なのかと思って行ったところ大量の集金パーティーの申込用紙を渡されました。政治家の友人も多いのですが、日本を良くしてほしい以外に個人的理由で彼らに頼むことは何もありません。日本でも中国でも、政治と深く関わらず政商しないのは私の掟です。「なのにこの人はなぜ私に何のメリットもないことを平気で言えるのだろうか。しかもかなり当たり前の態度で。」首をかしげながら議員..</description>
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<dc:creator>sou</dc:creator>
<dc:date>2011-08-19T08:00:00+09:00</dc:date>
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数年前、議員の友人が私に電話をかけてきました。「相談したいことがあるので来てくれないか。」と。経済界の人脈やアドバイスが必要なのかと思って行ったところ大量の集金パーティーの申込用紙を渡されました。<br /><br />政治家の友人も多いのですが、日本を良くしてほしい以外に個人的理由で彼らに頼むことは何もありません。日本でも中国でも、政治と深く関わらず政商しないのは私の掟です。<br /><br />「なのにこの人はなぜ私に何のメリットもないことを平気で言えるのだろうか。しかもかなり当たり前の態度で。」首をかしげながら議員会館を去った記憶を今も鮮明に覚えています。<br /><br />私は決して、メリットがないことを友人に頼んではいけないと考えるケチな人間ではありません。メリットがないのにお願いすることもされることもよくあります。しかし、その際、私も相手もどこか「申し訳ない。ありがとう。」とちゃんと感謝をしているのです。<br /><br />人の文句を言うための今回のメルマガではありません。ここ数日たまたま「感謝」の意味についてよく考えているからです。子供たちがなかなか感謝の気持ちを覚えてくれなくて悩んでいる最中です。「ありがとうとちゃんと言った？」とよく躾けますが、彼らの言葉から本物の感謝を感じとれないのです。<br /><br />大変繊細で魅力的な親なのに、子供はなぜこんなにも鈍感で無愛想だろうかと思う時は皆さんにもあるかと思います。創業者のお爺さんがヨロヨロになっても真っ先に酒の席を回ってお客さんにお礼をいう姿に静かに涙したものです。<br /><br />創業の苦難を乗り越えた人の身に染みついた感謝は、言葉が少なくてもその表情や体から滲みだすのです。二代目は経営がもっと良くなることがあってもこの感謝の気持ちはないと思います。<br /><br />恐怖と苦難と闘って僅かな勝算にかけて生き残ったことを通じて、人は感謝の本当の意味を知るのです。「怖かった！」、「助かった！」という呟きの後にだいたい「ありがとう。」と続くのです。<br /><br />成功した経営者にはある共通項があります。それは彼らの殆どが自分は幸運だと思うところです。「成功は私だけの力ではない。運良く良い人と出会ったからだ。」と思う気持ちは感謝の源泉です。極限の戦いをするからこそ、彼らは自分の力の限界を知り、他人や他力に感謝する気持ちが生まれるのです。目いっぱい生きる人は自然に感謝を知るのです。<br /><br />どんな裕福な生活でも、どんな快楽な環境でも、その中に数年も浸っていれば、体も心もそれに慣れてしまい、感謝を知らなくなります。当たり前と思うようになり幸せが心から静かに逃げ出してしまうのです。<br /><br />数年前、大阪のある経営者先輩の家を訪ねた時、壁にこんな書がかかっていました。「魚は水を知らない。人は空気を知らない。」あの時の衝撃は今も忘れません。私は家族を知っているだろうか、友人を知っているだろうか、社員と顧客を知っているだろうか、と思うこの頃です。<br /><br />そういえば、冒頭の友人は見事にその後の選挙で落選しました。今は勉強と称してプー太郎しています。<br /><a name="more"></a>

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