矛盾は美しくない

特区は中国の改革開放を象徴するような言葉です。深センという村とその周辺の地域に対して中央政府は殆どの規制を外し、人々の好きなようにさせたのです。規制廃止と共に、税収を含む一切の経済政策に、中央政府が口出しを止めたため、深センはこの30年で住民が1000万人を超え、北京に近いGDPを生み出しています。

本来、特区とは自由な地区です。好きなことをやってリスクも自分で取ります。中央政府は政策の自由を与えるが、お金を与えないのがポイントです。うまくいったことも失敗したこともぜんぶ参考として中央政府に吸い上げられ、将来の中国全体の改革に活かされるはずです。

特区とはあくまでもテストであり、最終目的は特区でのテスト結果を全国の改革に活かすことにあるのです。

加計学園の話を聞いていると相変わらずのオトモダチ政治と「問題ない」との強弁ぶりは言うまでもありませんが、私はジャブジャブの予算と利権に特別な不快を感じます。相変わらずの官庁申請もおかしいのですが、その申請に政治が特別に許可を与えるように圧力をかける、いわゆる古い体制に利権だらけの政治操作を施すいびつなやり方です。これで特区というならば、「特区」を発案したケ小平も天国で怒っているはずです。税金を無駄にした上、特区の最終目的も遠ざけるのみです。

私が安倍政権に批判的である最大の理由は彼の政策の是非ではなく、言っていることとやっていることが矛盾しているだけではなく、言っていること自体も時々矛盾する酷さです。

先日、「そこまで言って委員会」という番組に出た際、安倍政権の憲法改正案の是非を議論しました。「戦力を保持しない」条項を保留したまま、自衛隊の合法化を明記する案に右派の方々が賛成する中、唯一の左派の方が自衛隊は必要だが、憲法を変えるべきではないと主張するのです。どちらも矛盾しています。

賛成も反対も構わないと静かに聞いていた私でしたが、段々双方の矛盾にイライラしてとうとう不満を爆発させたのです。「ここでの議論は聞いていられない。これが日本の世論のレベルも代表している。矛盾しているのが分からないのか。」「私は憲法改正について特別な意見はない。日本人の好きなようにすればいい。しかし、自己矛盾しているような憲法だけは作ってほしくない。子供もおかしいと思うような書き方はやめたほうがいい。」

そして経営も政治も同じですが、矛盾していることは理屈抜きに美しくないのです。当然、結果もよくありません。また科学の視点から見れば自己矛盾は間違いの証明です。そんな自分で自分の間違いを証明する憲法を平気で推し進めることは「憲法を変えたい」安倍総理とそのオトモダチの私欲に過ぎません。

前回はたまたまシルクロード交易について書きましたが、多くの方々に不快な思いを与えたかもしれません。しかし、あれだけ「中国包囲」とかいってAIIBやシルクロードを批判してきた安倍首相が、5日の会合でシルクロード交易に参加の意欲を表明しました。ミスに気付いて変化したのならば、大歓迎ですが、単に米国の本音に気付いて動き出したのであれば、自己矛盾の嘲笑対象になるだけです。米国の属国に甘んじている政治家は本当の政治家でもなければ、本当の右翼ですらないのです。
この記事へのコメント
 確かに決まりごとに矛盾があるのはいただけませんね。いずれ破綻がくることになると思います。ただ、人間個人は自己矛盾からはなかなか抜け出せない生き物ですね。野生動物のように本能だけで生きていければ自己矛盾はないと思うのですが。
 私も若いころから戦争放棄と言いながら自衛隊を持ち(国内の自衛だけなら矛盾していないと思っています)、対外的な戦闘機、戦艦を持つ必要がなぜあるのか疑問を持っていました。しかも防衛予算は年々増加するばかり。
 それにしても今の安倍政権は酷い。でもその酷いと思う安倍政権の支持率が下がったと言っても未だに50%を割り込まない。目先の経済政策が見かけ上うまく行っているからなのでしょう。私自身は、憲法が改正されようが共謀罪が成立しようが、老い先短い身ですからさほど影響は受けませんが、子供や孫の時代になったらと思うと、このまま進むことに震撼せざるを得ません。若い人は自分のことなのだからもっと政治に関心を持って!
Posted by 樋口良介 at 2017年06月09日 08:45
宗さんの意見はなかなか面白いです。特区は岩盤規制として役所の許認可を緩くし、民間の自由を認めるはずのものが、民間よりも政治屋(安部首相)が私的(友人)に利権として利用している現実をいみじくも暴露されました。マスコミも「岩盤規制は良いが政治家が私的に利権利用してはいけない」論陣を張るのが良いと思います。
なお、宗さんのTVでの発言は言葉足らずの面とやや興奮気味(こんなことを日本人はわからないのかと言う気持ちが強く)なので、討論参加者や視聴者に今少し教師が学生に話す様に理論だって落ち着いて話されるとより効果的と思います。以上 沼さんより
Posted by 平沼茂(通称は沼さんとしてください) at 2017年06月09日 09:00
矛盾は0にはなりませんが、今の改憲議論は矛盾に向き合おうと双方がしていないとは思います。
僕の気持ちは平和憲法の精神は残しながら自衛隊(軍隊
、軍事力)の保持は認められる内容にすべきと思っています。
すると議論すべき内容は、平和憲法とは何かという本質に行かざるを得ない。それを議論できないと、改憲ありやなしやの本質とは異なる議論にならないレベルから抜け出せない。それが現状だと思います。
Posted by knack at 2017年06月09日 09:28
自己矛盾について、興味深く読ませていただきました。
日本政治の自己矛盾は、世論(左派、右派も含めた全体)の自己矛盾を反映しているのではないでしょうか。
政治家は世論を気にして自己矛盾となり、世論は無知から自己矛盾となっているように見えます。
Posted by fun at 2017年06月09日 09:32
戦争に負けても奇跡の復活を成し遂げた変な島国には独自のスキームがあり西洋科学では証明不可能な神秘であります
 それは根回しや腹芸であったり阿吽の呼吸であったり一見非合理的な政治手順が強固で爆発的な成長力を生み出してきたのです 
 日本には四季があり自然災害が多発する国であります 人と争っている時間より自然と争う時間が長かった事で独自の知恵と工夫が培われたのでしょうか
 西洋や大陸の物差しで視れば矛盾と映り嘲笑されても風土が異なる故に島国は島国なりの曖昧な政治でよいのではないだろうか
Posted by 主水 at 2017年06月09日 09:34
宋さんの矛盾:
・文句あるなら自分のツイッター見るなと言いながら、自分は日本に対して文句ばかり言う(「文句を言いたくなるようなメディアを見ざる、出ざる。悪口を言いそうな人と会わざる、関わらざる」もすぐ破った)
・ウイグルのテロは事情がどうあれ暴力なのだからやった方が悪いと言いながら、ISに日本人が惨殺されたのは刺激した安倍首相が悪いという
・人情に流される日本企業を批判するくせに、ソフトブレーンが買収されそうになると「善意をもって接してきたのに」などという
・戦争に関してやるべきことを「人々の心で続いている戦争を外に取り出さないこと」と言いながら、自分ではことあるごとに南京事件など大戦中のことをネタにして日本の悪口を言う
・「古い○○に胡坐をかくな!」と言いながら、自国については何千年も前のことを持ち出して自慢する
他にも、枚挙にいとまがありません。何度も指摘してきましたが、宋さんが批判することは、ほとんどご自身にも当てはまることばかりです。他人に偉そうなことをいう前に、まずはご自身のことを省みてはどうでしょうか。宋さんのいうことは何でも正しい、という「オトモダチ」読者に囲まれて良い気になっているのかもしれませんが、それもまた安倍首相に対する罵詈雑言の一部と一致しますよね。
宋さんが安倍首相の悪口を言うのは矛盾ではなく、中国に都合の悪いことをいうからでしょう。正直に言ったらいかがですか。私はことさらに安倍首相を支持する者ではありません。特に経済についてはオンチと言っても良いと思っています。しかし、政治は宋さんの言葉を借りれば「きれいごと」でできるものではありません。過去からの流れや政権交代の影響などもあり、一から十まで矛盾なく整合させることなど、不可能でしょう。安倍首相が「一帯一路」への協力を表明したことを鬼の首でも取ったように言われますが、安倍首相が批判していたのは主に中国の南シナ海問題に代表される好戦的な対外進出です。自国の悪いところを隠すために中国全体を敵視していたかのような表現をするのは毎度のことながらフェアではありません。宋さんの日本嫌よりはよほどマシだと思います。
Posted by H.Mari at 2017年06月09日 09:51
今回の意見も鋭いと思います。
まったく、今の安倍さんは“美しい国”を語る資格はないような。
それにしても、“右翼”って何なのでしょう?(左翼もですが)
Posted by kinzo at 2017年06月09日 10:19
宋さんは矛盾とおっしゃるが、私はホンネとタテマエが噴出していると思います。
加計も篭池もまるで発展途上国の政府のやり方と変わりません。
よくも「法治国家」と言ったものです。
自衛隊が防衛省となっている以上、憲法改正をするしかないのですが、子供のころに「平和憲法」というアホな教育を受けてからまったく進歩の止まった大人の頭の中では軍隊は受け入れられないのだと思います。
矛盾に気づく知性が減ってます。
多くの日本人はとにかく勉強しません。電車の中でもスマホゲーム、メール、スポーツ新聞、手ぶらの管理職、おどろくほど勉強しない人が多いです。
そして難しい問題には「素人にもわかるように説明しろ」と威張ります。不勉強はいまや美徳なのです。まるで中国の文化大革命やカンボジアのキリングフィールドのような発想で恐ろしくなります。
その愚かしい矛盾に気づかない。

少子化、識字率は高いが考えない国民、過去の技術大国にいまだにしがみつくプライド。
日本ほど暮らしやすく、暮らしにくい国はないと思います。
Posted by たかお at 2017年06月09日 10:20
加計の部分での意見ですが、宋さんのお考えとは思えませんね。
では、宋さんはソフトブレインでお友達の経営する会社とは取引しなかったのでしょうか?
取引業者などでは、業者の会などを作って「お友達」になろうとするものではないですか。
また、経営者であれば、何とかお友達になって仕事を回してもらおうと考えるものです。
まして、国のトップになろうとする人には、何とかお友達になろうと人は集まるものですし、
それなりの地位の人同士のつながりはできるでしょう。
お友達には仕事が回せないのであれば、社長やトップはひきこもりの人しかなれませんね。

今回の問題は、お友達だからとかは関係なく、法的:道義的に違反したものかどうかであり、
そのような指示を安倍首相が指示したかどうかでは?
まわりの人間が「忖度」したかもしれませんが、トップに「忖度」しない人がこの日本にいるでしょうか?
ソフトブレインでは、宋さんに「忖度」する社員はいなかったのですか?
感情的に認めがたいのは理解できますが、感情で人を非難したり指摘することは恥ずべき行為ですよ。
知性:理性で判断した場合、加計問題は国会審議を止めてまで問題にするものなのでしょうかね?
もちろん、この問題で安倍首相が個人的に利益を受けるなどがあるなら別ですが、今のところそのような事実までてきていないように見えます。
宋さんであれば、感情論のバカバカしい論議をやめて、国会審議を進めろと言うと思ったのですがね。
Posted by 柏木 正照 at 2017年06月09日 10:24
宋さんおはようございます。いつものヘソ曲がりです。

今回の宋さんのコメントは、もう堂々と中国共産党のプロパガンダを発信されておられますね。これまでは「米国の属国」とまで蔑んだ言葉は使われませんでしたが、とうとうそこまで仰るのですか。日本の庶民の言葉に

「それを言っちゃァ、おしまいだよ」というのがあります。
宋さんファンの方々は、「一般市民」であっても日本の庶民ではないのでしょうか。

宋さんのコメントの「安部政権」「安部総理」「安部首相」を「習政権」「習共産党軍事委員会主席」「習国家主席」と読み替え、『加計学園』問題の節を、以前習主席がオバマ米大統領(当時)や安部首相に「中国は覇権主義を求めない」と言った翌日フィリピンやベトナム海軍に攻撃した事実に置き換えて、【環球時報】に投稿することができますか?

言論統制のない日本では言えても、『反党行為』による連行や逮捕がある共産党機関への投稿はできないのですか?

宋さんはTV番組で憲法改正論議に関して不満を爆発させたと述べておられますが、お国の中国では『人民憲法』より『共産党規約』の方が上位に位置づけられており、例えば、『人民憲法』は改定してはならないものでも違反してはならないものではないのに対して、『共産党規約』は違反すれば極刑や一家収容所送りになるというものですが、これには宋さんは不満を爆発させないのですか?

この秋に予定されている「中国共産党第19回党大会」では、『習近平思想』が事実上の憲法である『共産党規約』に明記されるといわれています。宋さんはこのことに関して全く異論を発しておられませんが、安部政権に関して不満を爆発させても習政権には完璧なまでの恭順を示されるのですか?

宋さんは、もう押しも押されもしない立派な中国共産党の党員にならえた、というようにお見受けします。
Posted by 田中 晃 at 2017年06月09日 10:38
いつも興味深く拝見しています。
「そこまで言って委員会」はタカジンが亡くなってから、ツマラナイ愚劣番組に成り下がったようで見なくなって久しいです。
『子供もおかしいと思うような書き方はやめたほうがいい』
これはその通りですが、中国をも含め、未だ世界は弱肉強食であって無防衛では存在できません。人(生命)の生存権は自然権であって、憲法や条約にどんな文言があろうとも、それを超越したものです。
この意味で専守防衛に徹する限り、自衛戦力は日本国憲法に違反しないと考えています。
ただし、現在の自衛隊が専守防衛戦力であるかどうかは議論のあるところであり、決して自然権ではない集団的自衛権に突き進む安倍政権の下での憲法改正には反対します。
Posted by 団塊爺 at 2017年06月09日 10:41
人類の歴史を考えれば、「戦争を放棄する」という崇高な理想は素晴らしく、その意味で世界を率先する国であるべき思う気持ちがある一方、北朝鮮のような国もあるし軍備は必要であると思うのはの本陣の正直な気持ちだし、矛盾はありませんね。

世の中にあるトレードオフは矛盾があると一刀両断するのは簡単ですが、それこそ思考停止していると思います。

宗さんはパリ協定から脱退するトランプを支持するのでしょうか?世界のためと自国のためのトレードオフという意味では日本の9条の問題と同値だと思いますが。
Posted by NiCd at 2017年06月09日 11:48
確かに中国は筋が通っていて言う事とする事に矛盾がありません。民主主義が大事なんて心にもない事は言わないし、国際社会と話し合いで調和を目指すとも言わない。国が力づくで進めるのが当然という筋は全くブレないし見事なものです。私は中国には住みたいとは思いませんが。
Posted by 山本裕二 at 2017年06月09日 12:23
宗さんの批判をしていらっしゃる方がいますが、それが何になるのでしょう。
自分の悪いところを指摘されて腹を立てて、相手の悪いところを数え上げる。
無意味ですね。
ところで、世間の人々は様々な意見を持っていたり利権を持っています。現状を変えてほしい人と変えられては困る人。
それぞれの調整を行う事が現代の政治です。
意見の異なるAさんBさん双方を納得させるためには矛盾も含まざるを得ない。

それにしても現在の自民党のやりたい放題は、先の選挙で自民党を勝たせすぎたことに原因があります。
蓮芳民進党にはがっかりですが、野党が与党を脅かす程度に議席数を持っていなければやりたい放題。
このままでは共和制でありながらナポレオンやヒットラーを生み出した時代と変わりない。
Posted by takedatakeda at 2017年06月09日 12:29
ここのコメントを読んでいると、
「宋さんは中国人だから、云々」
とか
「あなたの生まれた中国では、云々」
というマクラをつけて書いている人が多いなぁ、と思います。あとは申しません。このコメントに対して「あ?」と思った方、きっとそういうことです。
読んでいて残念な気持ちになりますね。
Posted by かんじ at 2017年06月09日 13:45
加計学園問題はマスメディアの論調が2に割れてて面白いです。(情報?印象?操作)安倍さんをどう見るか?プロレスに安倍さんを例えれば悪役・悪玉(ヒール)と見るか正義・善玉(ベビーフェイス)と見るかで見方がだいぶ違うと思います。
「矛盾は美しくない」の題で簡単に言えば安倍政権は矛盾しているという内容だと思いますが、個人的には野党もマスコミも残念ながらもっと矛盾していると思います。(しかし最近疑惑が多いな〜)
またシルクロード構想は、今の状態で良いのではないかと思います。巨大な経済エンジンの中に入るより外からのサブエンジン的なものでも良いのではないかと思います。(意味不明かもしれない…)リーマンショック後にババを引いたEUにならないとは限らないので…。(日本は参加する余裕がなかったのでババは引かなかった?)まあ形だけでも参加してもいいかも(なんか自分が矛盾しているな〜)
Posted by 0084(単細胞) at 2017年06月09日 17:57
それも意見、これも意見なので、意見をすることは別に良いと思います。

>先日、「そこまで言って委員会」という番組に出た際、安倍政権の憲法改正案の
>是非を議論しました。「戦力を保持しない」条項を保留したまま、自衛隊の
>合法化を明記する案に右派の方々が賛成する中、唯一の左派の方が自衛隊は
>必要だが、憲法を変えるべきではないと主張するのです。どちらも矛盾しています。

この点に関して言えば、こういう意見もありでしょうけれど、宋さんのように分かりやすい矛盾のない憲法を作ろうという正論が意見の中にないのは、寂しい限りです。
自衛隊は戦力ではないと言った段階で、一般人の常識と乖離していることは、間違いないと思うのですが。
Posted by 湯本 敬 at 2017年06月09日 21:36
いつものヘソ曲がり者ですが、ご意見の中に投稿者への批判があり、私もその批判対象者だと解釈しますので、再投稿となって恐縮ですが意見を申し述べさせていただきます。

その前に先の拙投稿において、安倍総理の表記を「安部」と誤変換しておりました。大変失礼しましたことをお詫びさせていただきます。

先ず、私は「自分の悪いところを指摘されて腹を立てて」いる訳ではなく、中国の習共産党政権が覇権を目指していることが明白な現在、その習政権の意向と同一の方向の下に、宋さんのコメントが「打倒安倍政権」を標榜するかの如く内容が続いているものですから、そのコメントに対して批判を投稿させてもらっているものです。

いつも、宋さんのコメントのみに対して批判を述べているもので、宋さんの人格にまで批判をしているつもりはございません。ましてや、宋さんが中国人だからけしからんというようなことを述べたことはないはずで、宋さんのコメントが中国の習共産党政権の「横暴」を棚に上げて、安倍政権の箸の上げ下ろしの批判に終始されていることに異論を唱えさせてもらっている訳です。

つい先日のマスコミ記事に、「中国、かつてない監視社会に 信用履歴で家族も縛る」というものがありました。

これによると、2014年に公表された「社会信用体系建設規格綱要」に基づいた『備忘録』によって、中国内の省庁や企業が「失墜被執行人」の情報を共有し、対象者に様々な制限を課しているというものです。この「黒名単(ブラックリスト)」に一旦記載されると、航空券も購入できなくなるということだそうです。

これでは、日本国内で賛否騒然となっている「組織的犯罪処罰法(テロ等準備罪;共謀罪)改正案」どころではなく、何が「良い振る舞い」で何が「咎められる行為」かは国(=中国共産党)が決めるということであって、中国の国民は全て中国共産党の思惑に従わなければならないということですよね。そして、この中国の監視社会化は、すでに実施段階に入っているという現実があります。

また2月に香港で起きた中国本土の公案警察官による億万長者の連行・失踪事件は、習政権に睨まれた際の強力なメッセージだとして伝えられています。

このほか「一帯一路」での南シナ海/東シナ海の強奪など、中国の習共産党政権は中国国民のみならず世界をも巻き込んだ独裁国家を目指しているとしか思えない行動を行っています。

これらは、安倍政権の加計学園問題や篭池問題の比ではないはずにもかかわらず、宋さんのメルマガのコメントでは一切触れることはなく(たまに自賛としての表記はありましたが)、習共産党政権のプロパガンダとしか解釈のしようがない「反安倍」のコメントを発信されていますので、私は異論を唱えているのです。

たしかに、このコラムの多くのサポータあるいは宋さんのファンのように、「ヨイショコメント」をすれば『仲良しクラブ』としては居心地は良いかもしれません。しかし、日本では言論の自由・思想信条の自由がみとめられていますので、宋さんのコメントへの異論を投稿させていただいている次第です。


Posted by 田中 晃 at 2017年06月10日 10:04
宋さん

お早うございます。
まったくあなたの主張通りです。
国民としても都民・市民としても、明確な企画案・法律草案やルール案がなく、誰が聞いても見ても「違和感と疑惑」を感じる。日本の政策決定が続きすぎです。

憲法改正も堂々、わかりやすい、主張と論陣を張って、論議をしてほしいものです。

会社がルール通り決算できなくても上場廃止がされないし、原子力廃棄物の処理についてはずさんすぎてものも言えない感じです。
日本会議だか、なんだか知れませんが、まともな政治家や官僚は、信念を持って、専制政治に異論を唱えてほしいものです。
Posted by 沼田一博 at 2017年06月10日 10:18
中国の特区をめぐる腐敗については、閻連科『炸裂志』で痛烈に皮肉られています。それに比べれば、日本の特区は卑小で比較に値しないでしょう。
 安倍さんやその取り巻きのチマチマした権力欲や行動などは、中国の壮大な悪徳、犯罪性に比較すれば見るにたえないちっぽけな存在でしょう。
 
 しかし、日本は建前上は民主主義の国です。国民が主権者です。安倍政権はその国民を騙し、愚弄しているのです。
 しかも、日本最大の新聞やテレビ局を通じて国民に「印象操作」を行っているのです。
 中国の政府とマスコミとの関係ほど直接的ではありませんが、日本のマスコミの自立度の低さは危険なほどです。

 憲法についても、多くの日本人が戦争のもたらした悲惨さを反省し、二度と戦争を起こさないことを願って、平和憲法を守ってきました。
 朝鮮戦争や南シナ海軍事基地化の現実を見れば、非武装中立は非現実的かもしれません。しかし、日本が米国の属国に甘んじながらも、平和憲法を守り続けてきたのは、多くの日本人が戦争責任を感じてきたからでもあります。
 日本は幸い他国と海を隔てた位置にあります。憲法の平和主義の精神を持ち続けてほしいと思っています。
 
 
Posted by 金田 at 2017年06月10日 11:50
今回の宋さんは、ちょっと挑発的だなと感じました。
多分本当に腹を立てておられるのだろうと思います。
「美しくない」という言葉を直訳すれば、「醜悪」という言葉になり、これはかなり強い気持ちを表す言葉です。
「美しい日本」という言葉が好きな安倍首相をはじめとする日本の保守層に対する「当てこすり」なのだろうと思います。

司馬遷の史記などを読むと、生き方の美醜は、中国人にとっては重大な問題なのだろうと思いますが、日本人にとっては副次的なことのようです。
むしろ、物事を荒立てない「和」とか「順」とかが重要なようです。
多分これは、棲み分けが効く豊かな風土と人口密度が関係しているように思います。

中国に乗り込み、事業を起こし成功させ、中国語でもって中国のメディアで自分の意見が述べられる日本人が、果たして何人いるのでしょう?
もちろん国家体制の違いはあるでしょうが、日本人には難しいことです。

言葉を使った論理の世界では、「矛盾」は生じるし存在し得るのですが、現実の世界では自然に収斂されます。
物事には、二面性があったり、群盲象を撫ぜるような把握力の限界もありますが、矛盾を抱えたまま存在できる現実はありません。
多少時間がかかっても、いずれは矛盾は収斂されます。
日本の状況はかなり切羽詰まった厳しいものです。
矛盾を放置できるほどの余裕はありません。
幻想や虚構に酔い痴れる時代ではなさそうです。

宋さんの挑発を受けて立つ日本人がいるかどうか?
Posted by 藤田 備 at 2017年06月10日 19:00
矛盾は美しくはないかも知れませんが、現実の反映ではないでしょうか?理想主義者が作成した日本国憲法が現実の中で骨抜きになっています。自衛隊を作るときに憲法を改正すべきでしたが、全ての人たちの心にある理想主義がそれを許さなかったのではないでしょうか?憲法は実際に運用される法規の元にある国の構造を示すものでもありますので現実を反映しなければならないのですが、左右を問わず多くの人々が日本国憲法に理想を反映したいと思ったのでしょう。現実を反映したくはないのです。このため矛盾があちこちに顔を出します。
Posted by 牟田口 at 2017年06月10日 19:40
矛盾。宋さん、日本人に対して上から目線の解説はもう沢山ですから中国の皆さんに中国の矛盾をわかりメルマガを出して解説してあげて下さい。日本では何を言っても書いても逮捕されませんが中国ではどうなるのでしょう?是非、早期に中国でメルマガ出してみて下さい。
Posted by takasan at 2017年06月12日 08:10
まだ間に合う?
一応この国、民主主義。民主主義って支配者のやりたい放題‘止めるため’にあるんですよね。この国の主権者は私達、でも私達、主権を放棄してるみたい。だからやりたい放題政治。この国の政治リーダーは勿論ですが、政治無関心庶民の冷たさも感じます。
中国の皆さん、戦後、残留孤児を育てていてくれました。関口知弘君の紀行を見ても 庶民の皆さんの温かみを感じます。
ただ、東日本大震災のがれきの中では、全く別の日本人が居たんです。赤の他人にも気兼ねなく話し掛け、進んで助け合ってました。
戦後この国は、考える事をしない教育…お受験教育 を続け、社会無関心人を育ててました。でも、もしかしたら私達も、そろそろ目を覚ます事が出来るかもしれません。…そう願っています。
憲法については、今の9条堅持。でも日本は今も被占領国のままです。しかも米国にとって日本より重要な国と、日本のために戦争などしませんし、逆にこの国は、米国という虎の衣を通す事で、国民に言う事を聞かせてます。私は極左人間。何処かに攻められたら降参します。(普通、いつまでも占領国のままではいません。日本は例外)
そして、大地の緑化など、暮らしの安心と教育を世界に広め、世界の若者の対話集会を持つとかで、平和を作って行きたいです。
Posted by 末永美枝子 at 2017年06月12日 09:14
宋さんについて
 コメントが中国にかたよってる
 なので言葉が響かない
特区について
 共感できる
加計について
 利権とは思うが意思を感じるので許せる
 日本のことを考えて変える為には力も必要
 信じれる人かどうかが大事
憲法改正について
 現在が矛盾、今の憲法で自衛隊はおかしい
 憲法を変えるのは難しい
 妥協を感じる、本音で行くと変えられない
シルクロードについて
 安倍さんは属国を上手く使ってる
 7:3で負けてるが、10:0ではなく可能性を残している
 ひっくり返ると大勝ち


Posted by 通りすがり at 2017年06月12日 17:50
こんにちは、いつも拝読させて頂いております。中国と日本、異なった文化を御存知の観点からの意見を有り難く思います。本日、1週間の紹興旅行から帰国いたしました。
「矛盾」しているか否かは、憲法上の文言の問題と思います。単なる「文字」です。憲法は絵画や音楽等の芸術ではなく、文章で表現するわけですから、どのような文字を使用するかは重要と思います。
安倍ちゃんを擁護するつもりは、ありません。宋さんは、安倍ちゃんが憲法を改正するのを「オトモダチの私欲」と表現されました。が、実態と憲法を同一にしないのが、まさに「矛盾」だと思います。安倍ちゃんが憲法を改正する目的は、どうでもいいのですが、実態と憲法を矛盾しないようにするのは必要かと思います。または、憲法に合わせるために、自衛隊を解散し永世中立国になるとか....。

CCTVが相変わらず、日本の中国を攻める映像を流しているのも、実態です。どうでもいいのですけど、もう少し前向きな映像も見てみたいです。中国生まれの宋さんの御意見は?
Posted by ぺぽ at 2017年06月13日 23:44
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