東芝問題の裏に隠された本当の問題

15年前、私は東芝の経営陣と公私両方の付き合いがありました。お世辞抜きにとても素晴らしい方々でしたし、人間的に尊敬できました。

東芝は本当に良いリーダーが居て良い企業でした。そんな東芝がこうなるとは驚きです。本当かと疑うほどです。凋落組織は凋落のリーダーを生み出し、凋落のリーダーがさらに組織を凋落させる。これはあらゆる組織が凋落する際の軌跡です。

東芝の凋落は15年前から兆候がありました。東芝のある役員から「宋さん、当社には2千人も博士がいる。人材の宝庫だからもっと伸びてもいいはず。」と言われた時、私は「人材が多すぎて倉庫になったのでは。少しでも我々のような新興企業に分流すればお互いが助かります。」と答えました。

しかし、名門企業に入った社員が中小企業に来るはずがありません。東電、東芝、シャープ、ソニーなどの名門にいる社員達は「自分が誰か」よりも「自分がどこに属するか」のほうが大切です。自分がどう生きるかではなく、どうやって無事に退職できるか、どうやって組織内のピラミッドをよじ登るかが彼らの目標です。

辞める人がいないため、東芝で中途採用の社員に会ったことがありません。話によると東電の約5万人の社員にも中途入社の社員は一人もいなかったそうです。自社しか知らない、自社にしか適応できない社員の中から誕生した社長が、大きな井の中の一番大きな蛙であり、ガラパゴス島の王者です。人脈が広いが、視野が狭い。順風に強いが、逆風に弱い。気が大きいが、肝が小さい・・・。

昨年、事故防止の義務を怠ったことで東電の旧経営陣が東京地裁に強制起訴されました。しかし、事故対応の詳細を調べてみると、事故の被害が拡大した最初の5日間に旧経営陣が頼ったのはまさに弁護士でした。どうやって事故の被害を止めるかよりも、どうやって法的リスクを減らすかを懸命に弁護士と相談していたのです。「義務の怠慢」で起訴されるとはまったくの「想定外」でしょう。

読者の皆さんはすぐ「だから東電はダメだ」とか「だから東芝が落ちた」と言うかもしれませんが、これは中小企業を含む多くの日本企業の共通点です。経営目標実現のための法律相談よりも、保身のための法律相談が多いのです。中小企業なのに海外企業との契約書の審査に数週間もかける現実をみて、私は呆れてもう彼らにビジネスを紹介する気にもなりません。

弁護士は法的リスクの有無と大小を教えてくれますが、経営を教えてはくれません。リスクを嫌う日本的経営者が弁護士や専門家に回避対策を求めているうちに、経営リスクがどんどん次のリーダーに先送りされます。このリスクのリレーがやがて限界に達して爆発してしまうのです。それが原発事故の本質であり、東芝危機の本質であり、築地市場移転問題の本質でもあります。

東京地裁が東電を「義務の怠慢」として起訴していますが、そもそも日本企業は正社員と個別に労働契約を結ばないため、義務を明確に定めていないのです。明確な契約が存在せず年収が途上国よりも低いのが日本の経営者の特徴です。無事に社長任期を終え、会長や名誉会長で長く居座ることで終身報酬を増やそうとする彼らも哀れです。

個別経営者の素質問題として東電や東芝への批判が多いのですが、これらの経営者は最近まで年金運用株の代表格であり国策と二人三脚を演じてきた名門企業のリーダー達です。彼らは決して特別に悪い人たちではありません。彼らをいくら批判しても、なぜ世界的名門企業が次々凋落するか、なぜ世界的新興企業がなかなか誕生しないかという疑問は解けません。東芝問題の裏に隠された日本企業のガラパゴス化こそ、本当の問題なのです。
この記事へのコメント
日本企業のガラパゴス化という現状はご指摘のとおり。

企業に限らず、学校も地域社会も「となりの人と比較してどうか」という日和見的な思考を変えないとリスクを先送りする結果となってしまう。

いかに生きるか、この点をもう一度日本人が見直すべき。
Posted by ああ無情 at 2017年02月24日 08:20
宋さん

「東芝で中途採用の社員に会ったことがない、東電5万人の社員にも中途入社の社員が一人もいなかった」改めて聞くと異常ですね。内向きの思考体系、世間や世界と隔絶した集団が形成された理由が分かります。聞けば電通も高橋嬢はSNSに自分の置かれている状況や上司のパワハラについて何度も書いているのに社内の誰として人事部の相談部署の誰として動かず黙殺し事件後は『彼女は男にフラれて折れたんだ』と説明している由。名門と言われていた大企業の内部崩壊・意識の幼稚化は終身雇用で閉鎖的な集団とそれを率いるサラリーマン社長の経営が原因の一つなのですね。
Posted by ミノル一番 at 2017年02月24日 08:25
東芝7000億円の損失は、買収に伴う契約チェックの不十分さに端を発したのだと思います。そのため、法的リスクを恐れすぎて契約チェックで時間がかかる、ということを、東芝含めた日本企業の悪しき例として出すのは、本末転倒かと思います。
Posted by 9ちゃん at 2017年02月24日 08:30
宋さん
ご無沙汰しています。
北京におじゃましたときもそんな話になりましたね。
僕も、卒業して、4つ目の組織で働いていますが、良く解ります。
ご指摘、ご提言全くその通りです。
前の組織では多くの外部の方々との「コラボ」が多かったのですが、それでも所詮「内弁慶」の集合だったのでしょう。
今回はまさに「正鵠」を得ていますね。
165kmの剛速球をストライクゾーン(日本の産業界)のど真ん中に投げたようなものです。
ただ救いは、日本電産や永守さんのような方がいることでしょう。
Posted by 沼田一博 at 2017年02月24日 08:39
日本の企業のガラパゴス化は、取り返しのつかないところまで来てしまっているように感じます。大企業病とでも言うのでしょうか。やり方を変更するのにどれほどの手順が必要かまた、変化に対する抵抗が正論とされる風潮、生き延びるためにやむなく進化したガラパゴスのイグアナの方がまだましです。気が付く前に危機的症状に陥ってしまいます。そこにあるもので遊びを創造出来ない人に変革は先ず無理でしょう。その意味で自然との対話が絶対不可欠です。
Posted by 谷 鉄也 at 2017年02月24日 08:44
論長論短 No.287 拝読しました。
共感です。そのとおりと強く感じています。
弊社も大手の子会社ですが、昨今の経営層&管理者層の能力不足に将来が思いやられます。

弊社の管理者層は、親からの出向で成り立っています。強く感じるのはプロパー社員と違い、3〜4年で親組織に帰れること。良く聞くのは「何年か我慢すれば帰れる」「もう少しだと思うので、次の人に言って!」等々、帰る場所があるんです。どんな失敗をしても帰れるんです。プロパーは辞めるしかないのに、生活もかかって必死なのに!邪魔なだけです。そして、課長枠が無いと組織に課が出来ることです。
評価点をクリアしたから課長にしないと!

考え方が違うでしょ!能力も無い者が課長?本社枠が無いから子会社に出向?これって、東芝と同じ??と強く感じました。
Posted by 名古屋の銀次 at 2017年02月24日 08:50
大手の日本企業の社員は、会社を自分の家だと思っています。家族を持っていてもそれも会社の一部。会社も旅行したり運動会したり飲み会したりして、その誤解を拡大してきました。
高度成長期とは、日本がアメリカを目指してなんの迷いもなかった時代です。

「先進国」と言われる時代になると自分で目標を作らねばなりません。日本はどう考えているかを言い、実行するのが先進国です。
しかし、日本政府は安倍さんになって少しはものを言うようになりましたが、今の経営者にはそれはできません。現状維持、今まであったものを寄せ集める(別名、M&A)のが精一杯です。

でも、それは日本が教育でずーっとよい工員を育てるべく「みんな平等」「違ったことをするな」「違ったことを考えただけで村八分」して多様性を排除しまくってきた結果です。
今のいじめも大半の言い訳が「他人と違うから」です。他人と違うことが、日本では悪なのです。

今の日本で大きな会社が次々と潰れていき、物言わぬ失業者が大量に発生し、明らかに方針はおかしいのです。世界の現実は横並びは悪なのです。

にもかかわらず、麻薬のような日本は最高という気持ち悪いテレビ番組をみて、iPhoneに日本の部品が採用されたことを喜び、今日もなにも変えようとせずに節約に励み、過去の先人の遺産で生きている日本はだんだんと規模が縮むしか、現時点では考えられないです。
Posted by たかお at 2017年02月24日 08:50
慧眼ですね。その通りだと思います。最近の日本のテレビでは、「日本はこんなに凄い」番組のオンパレードで、かつ出てくるのは巧みの技のお年寄りばかり。もう終わりなんだなと苦笑しています。こんな番組を見て喜ぶのが終わりだと思うのですが。

立派な国、立派な会社と思った時から終わりが始まるわけで、そう思った途端に守りに入る。たいした実力があるわけでもないのに、守備固めを行うヘボ野球チームと同じで、得点が出来ないのに守備。見ていてもちっとも面白くない。

この状況を防ぐには外圧、外からの人材が不可欠ではないか?そういう意味では、外国人が日本にどんどん入るのがいいのではないか?と思います。そうなれば日本はまた活性化するでしょう。観光客相手とは言え、主な駅名にローマ字、中国語(繁体字、簡体字)、ハングル表記が普及するのは悪くないと思います。
Posted by 工藤 啓 at 2017年02月24日 09:06
何度か同じことをコメントさせていただいていますが、私は宋さんの日本(人)批判には概ね同意しています(嘘やご自身・国(人)の身勝手な行動を批判しているだけです)。今回のコラムはまさにその中核部分といえます。今までにも何度か同じ話を繰り返されていますが・・・。
いわゆる「島国根性」「ムラ社会」というキーワードに表される、日本人の持つ閉鎖的な体質の、負の側面が端的に出ているものといえます。
私は東芝と並び称される大企業の勤務経験がありますが、体質は似ていると思います。また、ご指摘のように、基本的なところは大企業だけでなく、中小企業も同じです(中企業にも勤務経験があり、今は小企業にいます)。いずれも、狭い範囲で顔見知りと居心地よく過ごしているうちに、他の世界に気づかず、自分の客観的な状況がわからなって問題に気付かなくなるのです。いわゆる「井の中の蛙」「ゆで蛙」状態です(考えてみると、蛙は気の毒ですね。。。)。
相応の給料を与えられなくても組織のために頑張ることや震災の際の助け合い、ルールで縛られなくてもマナーを守ることなど、相互監視や同調圧力がモラルに転じて美徳につながる例も少なくありませんが、宋さんご指摘のように「日本スゴイ」と酔いしれるのではなく、弱点やデメリットにつながることも日本人として認識する必要があると思います。
ヒントとしては、これも宋さんが以前にご指摘のとおり、生まれてから大人になるまで同じ地域・同じ集団で過ごすことで生まれる弊害を、何らかの方法で部分的にでも崩してみることが有効ではないかと思います。私自身の例でいえば、転居、転校、転勤、転職を他人より多く経験したことで、毎回ストレスはかかるものの、後から考えれば身についたものが多かった気がします。「可愛い子には旅をさせよ」ということわざもあり、古人たちもそのことはわかっていたはずなのですが・・・。
Posted by H.Mari at 2017年02月24日 09:40
宋メールでいつも勉強させて頂いております。
東芝の現状、日本人として悲しく思うと共に、非常に残念です。
正に言われている通りで、個人個人は良い人間なのに、組織の内部だけでの悪慣習が蔓延っています。
日常生活では正常な判断が出来ているのに、会社の事になると判断より社内理論が通常として話が進む事に非常に違和感を覚えています。
個人的には、
@視野の狭さ
A自分、自分の所属する部門など、限定的範囲がだけが良い事を優先する
B思考の停止
が日本の大問題だと考えます。
@とAは密接に関連しますが、宋会長の言われる通り、井の中の蛙であり、古来から封建制や独裁で行われる社外知識の拒否(プロバガンダの刷り込み)の状態が存在します。
これに順応する為、Bに至り、刷り込まれている為自社内経験や理論などを無条件に繰り返し持ち出すだけになっている事にも気が付かない。
気が付いた人間は徹底的に排除しようとする。

個人的には、他人を思いやる。自分だけが良いのでは結局いつかは破滅する。などの基本的な概念を教育するべきだと思います。
言う事を聞くだけの人間を良い人材だとする事や和を保つ、となあなあな依存関係を作る。の差なども。

発言力があり、全体が良くなるための発言や発信をして頂ける方が宋会長含め、増加して頂きたいと共に、自身も発言力を身に付けながら、自己を振り返り学習を続けて行くように致します。
Posted by 宮本 高 at 2017年02月24日 10:19
今回のエントリー。宋さんのメルマガを購読しててよかったと思いました。また、今年もまだ続いていてありがたいです。ありがとうございます。
この東芝の件は、数年前に経営トップが社内の内紛を週刊誌にリークした時に、経営門外漢の自分からみても、強烈な違和感を抱きました。そしてなぜそこからズルズルとここまで、凋落してしまったのか、非常に疑問を感じてました。

その一端が宋さんの記事で理解できた気がします。
トップ層の責任は勿論あるのでしょうが、それに歯止めをかけられない、むしろ助長してしまう、制度、環境、慣行、土壌、空気が日本の企業社会に大きく存在しているのですね。

今から70年ほど前の戦争を当時を知らない自分が後からみると、なんと愚かな決断、意思決定なんだと不思議で不可解な印象を受けますが、東芝のこの件を見ているとなんとなく理解できる気がします。

それから最近は法律や憲法を盾に意見を主張する人達が増えたなぁと感じてたので、法律相談のくだりは非常に共感し参考にもなりました。

Posted by ひでぽん at 2017年02月24日 10:23
私はちょっと考えが違います。
どちらも政治に巻き込まれた事が諸悪の根源かと思います。
戦後の日本が貧乏だった頃は、護送船団方式で、何でも国と一緒になってやればうまく行きました。最近ではその裏返しです。
大手銀行はそれを察知して、国債購入から露骨に引いています。
世の中を見られない役人と一緒に動いたら終わり!と言うのが私の見解です。
Posted by ma at 2017年02月24日 10:31
契約に関して同じ?感覚がありコメントします。もう何年もお付き合いしている会社様と突然、取引契約しませんか?というご提案をいただくことがあります。お断りしています。感情的には「今さら?」というのが正直な実感。中身を読んでも新しいこと、発展的なことは何もありません。うちの会社用に特別に作成されたものでもないように見受けられます。日本は独自の文化で企業間でも契約書なしで信頼関係は築き上げられます。怪しい会社なら初めから取引しません。人との繋がりと全く同じです。初めてお付き合いが始まる海外企業になると話は別です。顔合わせすることなくインターネット上での契約で取引が始まるケースが増えてきました。それでも、古くからお付き合いし、時に顔を合わせて食事をしたりする関係になれば、海外といえども契約は必要ありません。欧米の何社かとは無契約取引をして何ら問題なく業を営んでいます。「契約」は人同士が信頼を築けない恐れがある場合に必要なのです。家族に契約はありません。いちど信頼関係ができ上がれば、黙っていても約束はお互いに守るようになります。余分な時間とお金を投入するのは無駄です。契約嫌いはそう思うのですが時代はどんどん変化していくようです。
Posted by 吉川眞男 at 2017年02月24日 10:45
宋さん、こんにちわ。いつものヘソ曲がり者です。

今日のご意見については、個々の企業の事実のほどは判りませんが、大筋において肯定させていただきます。

ただ二箇所、東京地裁が東電を起訴したといのは間違いで、起訴したのは東京地検です。また、「日本企業は正社員と個別に労働契約を結ばないため、義務を明確に定めていない」というのも正しくありません。
「労働協約」や「就業規則」「賃金規定」といった規程により、労働契約を結んでいます。労働契約なしでは所轄の労働基準監督署から指導をうけますよ。

したがって、労働契約が存在しないがために、年収が途上国(中国のことですか?)よりも低いのが日本の経営者の特徴ですという宋さんのご指摘はただしくありません。

是々非々でまいります。
Posted by 田中 晃 at 2017年02月24日 11:58
「名門企業に入る社員は、自分がどこに属するかのほうが大切で、自分がどう生きるかではなく、どうやって無事に退職できるか、どうやって組織内のピラミッドをよじ登るかが彼らの目標です。」ということがガラパゴスなのでしょうけれど、問題は全くその通りだと思います。では、そうすれば、ガラパゴスは、解消できるのか?について宋さんはじめ皆さんと議論したい点です。
Posted by 藤原洋 at 2017年02月24日 12:58
宗さんのご指摘、当たっていると思います。面白い記事でした。
Posted by うめだ at 2017年02月24日 12:59
東電に中途入社した人間を知っています。彼は、原発事故発生の10年以上前に、東電を自己都合で辞めました。
また、「東京地裁が東電を「義務の怠慢」として起訴していますが・・」の記述は、正確性に欠けていると考えます。
いつも興味深く貴メールを読ませて貰っていますが、今日のメールでは以上二点が気になりましたのでコメントします。
組織論としての東電・東芝に関するコメントについては賛同します。
Posted by 五本 孝幸 at 2017年02月24日 13:00
宋さん はじめまして。メルマガ愛読者です。
ご慧眼のメールを読み、宋さんに質問したくてコメントします。「そもそも日本企業は正社員と個別に労働契約を結ばないため、義務を明確に定めていないのです。明確な契約が存在せず年収が途上国よりも低いのが日本の経営者の特徴です。」

私は現在フリーランスで、大手企業もベンチャーも転職も経験しましたが、まさにここが諸悪の根源だと私も思います。企業と個人との間で明確な労働契約がないので、社員もどの部署に配転されるか不明だけれども、ゆでガエルになるまで会社にしがみつくことができるし、その方が得な仕組みになっています。「ゆでガエル」の中で勝ち上がってきた人が社長になるわけで、社長が「社員化」してしまった、なれの果てが今回の東芝事件と言えると思います。

ここで質問です。日本の労働契約法を解雇規制の緩和含めて抜本的に変えることには、私は大賛成なのですが、急にそんなことをすると、これまで会社の大小規模を問わず「ゆであがってきた」人々には急には難しいと思います。その社会的な対処をどのようにすればよいとお考えですか?個人的には、既にフリーなので、悩みはありませんが、知人・友人には「ゆであがった」人も多いので心配した立場での質問です。
Posted by 山田花子(仮名) at 2017年02月24日 13:03
東芝では中途採用していないかのように読めるような書き方になっていますが、けっこうな数の方が外部の風を送り込んでくれていると思います。
私が入社した頃(もう40年以上前です)の課長も中途採用で他社から来られた方でした。

まぁ社員はともかく、経営者に問題があったことはたしかでしょうけど。

宋さんの意見は賛同できるものばかりではありませんが、多様な考え方を知ることは大切だと思い継続してメルマガ読ませていただいています。
Posted by 東芝OB at 2017年02月24日 13:05
コメントされた方に、東芝7000億円の損失は、買収に伴う契約チェックの不十分さに← ではなくデューデリの甘さ、不正確さによるところで、契約内容のチェック問題では有りません。 契約内容そのものは、100ページだろうが10000ページだろうが、どうせプロが作った物、内容に大差は無いのです。 だからそんなもののチェックに時間をかけるような事はダメだと言われているのです。
Posted by BEN強 at 2017年02月24日 14:42
別の視点から東芝問題を考えてます。
経理上の基本から逸脱した行為を関係してる
人は皆知ってたはずです。
東芝の社員ですから、分からないはずがない。
しかし、皆口を閉ざしてる。
恐ろしくて口にする人がいない。

問題が顕在化したときは、もう手に負えない
状況。
企業は恐ろしいものです。
Posted by おいどん at 2017年02月24日 15:20
日々の仕事、生活のなかでどのように過ごすべきなのでしょうか。「自分が誰か」を実現するために、そんなヒントを紹介してください
Posted by 西村 at 2017年02月24日 17:09
経営者が責任を取らないことが日本の停滞の要因。福島原発でも経営者の誰も責任を自覚していない。大津波が来るという警告がなされていたにも関わらず、対策を怠っていた。失礼、対策は部分的にしていた。福島第2では防潮堤を建設中だったので、軽症(?)で済んだのだった。それに対し、第1では防潮堤どころか、地下室に非常用発電機を設置したままで役に立たなかったという。これをおかしいと思わない神経をもつ人種が経営をしていたことが悲劇の原因ではないか。
Posted by 吉永哲司 at 2017年02月24日 17:20
経営者が責任を取らないことが日本の停滞の要因。福島原発でも経営者の誰も責任を自覚していない。大津波が来るという警告がなされていたにも関わらず、対策を怠っていた。失礼、対策は部分的にしていた。福島第2では防潮堤を建設中だったので、軽症(?)で済んだのだった。それに対し、第1では防潮堤どころか、地下室に非常用発電機を設置したままで役に立たなかったという。これをおかしいと思わない神経をもつ人種が経営をしていたことが悲劇の原因ではないか。
Posted by 吉永哲司 at 2017年02月24日 17:23
宋さん、いつも共感を持って読まさせていただいております。しかし、いくら何でも「名門にいる社員達は「自分が誰か」よりも「自分がどこに属するか」のほうが大切です」は、決めつけすぎではないですか。これを読んだまっとうな社員の方が気の毒です。
Posted by 杉浦將男 at 2017年02月24日 22:32
宋さん
私は小さな企業のオーナーです。
今どきの大手企業の状況は宋さんのおっしゃる通りだと思います。
打ち合わせに行っても、一体誰が責任者なのかわからなくなるように人数だけ大勢出てきて、この件はどなたが責任者ですかと問いかけると、顔を見合わせたりします。
また、担当部署の仕事上の判断を仰ぐとすぐに、上に相談してから連絡するといい
自分で判断をすることを避けます。
このままでは、いわゆる大手企業はトップに立てる人がいなくなり、みんな外国から来た優秀な人材が取って代わるような気がします。
Posted by 野沢 at 2017年02月25日 08:11
…そう、日本人は日本の事しか見えてないようですね。歴代自民党が、軍事力を持てる憲法に変えようとして、海外からの目を育てない教育をしてきたせいだと、私は思ってます…。私達、英語しゃべれません。←宋さんに言う事じゃないのですけど、留学をもっと増やして、外側からこの国を見るとか、多角的な視界を、私達、手にしたいです。女性活躍も大事、でもこの宇宙時代突入の時、外側からの広い視野を持ちたいです!!(それから、関係ないようですけど、福祉の行き届いた←憲法25条が守られた 国目指したい。不安や不満があると、人は暴力に訴えてしまうから)話が大きくなって済みません!
Posted by 末永美枝子 at 2017年02月25日 11:20
口が悪くて申し訳ございませぬが

過去はさて置きもはや資質を失った老害に権限を持たせたままにしておくと結果こうなると云うお話し

自覚がない病ほど怖いものはないでござる
Posted by 主水 at 2017年02月25日 15:46
日本の大企業の欠点傾向として、社員のスキルが低い大事な技術下請け任せが多いなぜか、技術者を育てる人財がいない、それとコストがかかる。
経営陣の技術者の見方が、おおむね低い。
之は江戸時代の士農工商か来ており、日本政府の見方も表面では、大事といっているが、対応度は、低い、株価には、年金使い放題。
NEC,シャープ他の技術者対応には、何もしないこの違いについて感度が低い中小企業の大事さを、本当にわかっているのでしょうか?
Posted by 岡田忠志 at 2017年02月25日 16:33
 宋さん、いつも興味深く拝読しております。
 法人企業における弁護士が法的リスク回避中心だという指摘、合点です。これでは法人に属する構成員は希望を実は失いかねません。よく言う言い回しに「石橋を叩いて渡る堅実な経営者」が経営方針と申されてますが、その石橋を叩き過ぎて壊してしまってから「安全だった」というのでは時期(チャンス喪失)が遅いのですね。
Posted by 深江戸博士 at 2017年02月25日 16:54
東芝は仰るように日本を代表する名門企業の一つだと思いますが、昔から経営に脆さがありました。
随分前のことですが・・・・そう、40年か、それよりも前のことです。やはり経営が苦しくなって赤字に転落しました。
そのときに政府の肝いりで東芝の建て直しのため、同社に送り込まれたのがあの伝説の人、経営の神様、土光氏だったのです。
その土光氏が東芝の本社に入って、最初に目に止まった社内用ポスターに、こう書いてあったのです。
「社内からノーベル賞受賞者を出そう!!」
土光氏は烈火のごとく叱ったそうです。
「東芝は営利企業だ!!研究機関ではないぞ!!このポスターを即刻剥がせ!!」
土光氏の強烈な指揮の下で、やがて東芝の経営は黒字に立ち直りました。
宋さんの冒頭のお話を読んで、そのことを思い出しましたよ。
当時のことをうまく説明できませんでしたが、宋さんの想像力で補って下さい。
Posted by 平川明三郎 at 2017年02月25日 17:48
東電も東芝も現場は知っていたでしょうね。
でも、声を上げてもどうせ上から目をつけられるだけだから、黙っていようとなるのです。
そういう組織にしてしまうのは、経営者の責任です。そういう人間を幹部にしてしまうのは、会社文化(出世ルール)の問題です。そういう出世ルールを作っているのは、日本の社会ルールの問題です。

失敗の本質でこの問題は解説されていますが、多様性(反対意見)を排除しようとする社会性を改めなければ、日本の未来は暗い。
Posted by 本橋邦弘 at 2017年02月26日 09:24
「自分がどう生きるかではなく、どうやって無事に
退職できるか、どうやって組織内のピラミッドをよじ登るかが彼らの目標です。」←まさにうちの会社の現状です。
Posted by こつこつ at 2017年02月26日 17:20
ホリエモンが野球チームを持とうとしても、リジェクトして、三木谷さんならOKって、ガラパゴス化の始まりでした。2003-2005年ぐらいに確実に日本の新しい経営者達が出始めたとき、それも政治と大企業が目を摘んでしまいました。東芝の事件で大企業の凋落振りが騒がれているけど、今に始まったことでは無いような気がします。
Posted by Shin at 2017年02月27日 15:37
一流企業とその他は生涯収入が1億円、違うといわれてます。安全、安心に満喫してる人が他所を見たいと思いますか?
無事これ名馬を重んじる日本の風土ではないですか?
但し経営者は結果責任を問われますから、時代の流れを読む力、危機意識。管理能力は持たなければならない。経営者まで「無事これ」になっている。
Posted by 根  紳二郎 at 2017年02月28日 17:03
> 東芝問題の裏に隠された日本企業のガラパゴス化こそ、本当の問題なのです。

ガラパゴスでいいじゃないですか、それが日本の選んだ道なのです。
少なくとも、そなれでいい目を見まくっている人達が腐るほどいるからそれが維持されているのです。
そして、そのお零れに預かろうと東芝や東電に入社する人達も腐るほどいるのです。

自分されよければいい。今さえ良ければいい。
それが日本の選んだ道です。
Posted by KKMM at 2017年03月05日 17:58
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