「心筋梗塞でした。冠動脈3本中、2本が詰まっており、全く血液が流れていない状況でした・・・」
これは私がソフトブレーンの秋山前社長から受け取ったメールの一部でした。この二日前、私が彼に心臓病の権威の先生を紹介したばかりでした。
その日の朝、私は1ヶ月ぶりに東京に来て日本橋のソフトブレーン本社に寄りました。ユーザー会を近所で開催中だと聞いて、急に皆さんに会いたくなって5分間のご挨拶をすることにしました。経営していないとはいえ、時々無性にお客様が恋しくなります。
感謝の言葉を述べた後、会場に居た秋山さんとちょっと雑談しましたが、表情の疲れと動きの鈍さを感じました。短気ですので次の約束に向かうタクシーからすぐ秋山さんに電話しました。久しぶりに会うお客さんの前ですから、その疲れを見せないように前日から体調を整えるべきだとアドバイスしました。
夕方にもう一度会社を寄る機会がありました。秋山さんを会議室に誘って「何か事情でもあるのですか」と率直に聞きました。「宋さんは鋭い。実はここ1、2年、時々胸が痛み、体がしんどい」と打ち明けてくれました。
「検査しましたか」と聞くと、「定期健康診断のほかに近所の総合病院に胸の検査を2回も依頼しました。問題がないと言われました」とのことでした。
私は納得しませんでした。秋山さんは大変我慢強い人だと知っていただけにその痛みはきっと相当なものだと思いました。それでも問題がないというのはおかしいと思いました。過去のコンサルタントとしての経験において、実際に急性心筋梗塞で役員を亡くしたお客様のことを思い出して急に不安になりました。
「病気は人脈で治る」という言葉を思い出し、多くの名医を知っている友人(古いお客様)に電話しました。症状と心配をお伝えしてその場で心臓病の権威の先生を紹介していただき、翌日1時の診察スケジュールを押さえていただきました。
その翌日3時、秋山さんからの電話があり私はびっくりしました。「今日は帰してもらえません。妻を呼ぶようにと医師に言われました」と。心配は心配でしたが、まさか緊急性があるとは思いませんでした。「生きているほうが奇跡」と先生に言われたそうです。
もし、あの日にユーザー会がなかったら、私が会場に行くこともなく秋山さんの不自然さに気付くこともなかったでしょう。もし、お客様の実例を知らなければ私もそんな危機感を持たなかったでしょう。もし、私に古いお客様の友人がいなければあの数分間で名医に出会う機会もなかったでしょう。
「お客様が救いです」。昔もよくこの言葉を言いましたが、それはお客様が居れば経済的困難があっても会社は必ず救われるという意味でした。この経験をしてその意味も急に変わりました。お客様は人生も救ってくださるのです。
冒頭のメールは無事に手術を終えた秋山さんからのものです。その時、私はちょうど北京に向かう飛行機に乗り込む時でした。「お客様が救いです」。私はこの言葉をかみ締めながら安堵感と感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。
P.S.
医師のアドバイスもあって秋山さんはしばらく重責の立場から離れます。以下は本人の公開文章です。
――――――――――――――――――――
お客様、株主の皆様へ
秋山 真咲
皆様には、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
また、平素より格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
今回、皆様にご報告がございます。
以前よりお客様先へ伺う際の歩行時や講演前など、ちょっとしたことで、胸が締め付けられるような痛みがありました。
創業者である宋が、私の異常に気がつき、心臓病の権威に一度検査してもらえるよう、ある方を通じて紹介してくれました。
始めは、検査だけで終わると思っていましたが、なんとそのまま入院、手術する運びとなりました。
心臓には3本の動脈があるそうですが、私の場合は2本動脈が詰まっておりました。心筋梗塞だった訳ですから、今から思えば生きているのも不思議なぐらいです。
後でドクターから教えていただいたのですが、残った動脈の毛細血管が発達していたことにより、心電図では異常値が現われない特殊な状況だったそうです。
皆様へは一刻も早くお知らせすべきと思いましたが、今後の経営における方向性を示せてからと思い、本日に至ったことを深くお詫び申しあげます。
本日より専務取締役である豊田が代表取締役を務めさせていただき、8月の臨時株主総会をもって、ソフトブレーン・フィールド社の木名瀬が新たに取締役に加わることになります。
最後になりますが、皆様方のご健康・ご多幸を心から祈念いたします。
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ソフトブレーン社様主催のセミナーに1回だけ参加させていただきました、本年4月の東京(野村克也氏がゲストスピカーでした)です。その際秋山様の話も聞かせていただきました。
ゲストであった野村氏も現在ご入院中と報道されていますし、1度でも顔を見させていただいた方が健康を害されていると聞くと、ちょっと心配になってしまいます、何か出来るわけではありませんが・・・
我が社でも、創業者である親父の健康がここのところ優れず、入退院を繰り返している状態です。
人生はいつか終焉が訪れるもので、こればっかりは防ぎようがないのが事実でしょうが、知り合いや、身内となると、話はべつになります。
秋山様に置かれましては、十分な治療を受け、ご休養ををとられて後、更なるご活躍をお祈りする次第です。
乱筆になりましたが、スタッフの皆さんのご健康とご活躍をお祈りします。
草々
同じように血液の流れに関わる病気と、その合併症も含まれていますが、血管を対象とした微細なオペを出来る外科医は国内でも数が限られるようであり、まさに”人脈”により存命していると言えるかも知れません。
会社の定期健診だけでは不足である。最近この言葉が気に掛かります。
人生、人との出会いの大切さ、そしてその時その時の「もし・・・」の気ずきのこころ
が如何に大切かを。
良い友人、先輩、後輩これからの人生まだまだ出会いの中で創って生きたいです。
すべては人のつながりですよね。
つまり、他人は自分なんですよね。
自分の家族を本気で守りたいのであれば行き着く答えは他人を本気で守ることであると思います。
他人の苦しみは我が苦しみ。他人の喜びは我が喜び。
感謝の気持ちを持ってこれからも明るく今この瞬間を大切にしたいと思います。
ありがとうございました。
が、問題はその後の行動にあり、ほとんどの場合、「何々することの困難さ」を理由に、折角、感知した我が人生経験に基づくリスクの警告を「まあ、そんなことにはならないであろう」との判断(希望的観測)により、改善の機会を無にしてしまう、行動力の弱さを放置しておりました。
宋さんの、気づき事項を先送りせず、即決で可能な限りの対処を実行する行動の有り様に改めて敬服すると共に、私自身での実践を改めて強く意識した事例でした。
何となく、宋さんと秋山さんの関係も彷彿させる信頼の強さみたいなものも感じました。
五十嵐と申します。何時も宗メールを楽しみに読ませて頂いております。今回の「お客様が救い」は、自身でも考えさせられる内容でした。私も9年前に単身赴任先の金沢で夜間2度倒れ救急車で搬送されました。最初は脳外科のドクターが不在で単なる片頭痛と診断を受けましたが、2度目の搬送も夜間でしたが専任の脳外科ドクターがおり、CT検査を受けましたら即入院と
家族と連絡を取りたいと言われました。診断結果は、先手性右後頭部脳動静脈奇形で動脈瑠の大きさは3pでした。通常であれば破裂して即死か左半身不随になっていましたが、血管年齢が若く弾力があり、辛うじて破裂は免れている状況でしたが、大きすぎて手術は難しいと言われ放射線(ガンマナイフ)で対処し一命を取り留めました。現在も定期的な健診を受けておりますが、やはり私も2度目の搬送時はお客様から夜間であれば、何処の病院なら対応して頂けると聞いており、搬送時にお願いを致しまして搬送して頂きました。結果的にお客様からのアドバイスが無ければ同じ症状の結果が出ていたでしょう。当に「お客様に助けられました。」現在は職場にも復帰出来、自身の夢実現に向けて邁進しております。是非、秋山様にも無理をせず、先ずは健康を取り戻す事が大切と伝えて下さい。
まず、病院での予防医療には保険点数が付かず、「医食同源」のはずが医学部では栄養学の授業はゼロでほとんどの医師が栄養指導もできないというか、栄養学を知らない。しかも日本の栄養学は数十年前のレベルでなぜか止まっている。
更に医師の技術料が先進国一安く、来なくても治る大量の患者様達に薬を出しまくらないと病院経営が赤字になる(世界の薬の売上の内日本が何と20%)。非常に病院が混んでいるため、本当に通院が必要な患者の足が遠のき、医師の本来の高度な専門医療技術(能力)が役に立たない。非常にもったいない話です。(この辺は元阪大病院の医師が著者である「病気の9割は自分で治せる」という本にも書いてあります。)
また、故人の三石 巌氏とライナス・ポーリング博士が唱えた「分子(遺伝子)生物学」に基づいた、「分子(遺伝子)栄養学」的治療を行い、食事での栄養(+サプリメント)に気を付けるだけで、ほとんどの慢性の病気が改善される(私の持病もまさにそうです)のがはっきりしているのに残念なことです。
例えば、板東英二さんがカロリー過多で、コレステロールたっぷりのゆで卵を毎日たくさん食べても、特に身体に異常が無く健康なことを、どうしてなのか説明できる医師が普通になること(多分普通の医師はできない)。
他にも、京大系の病院での糖尿病治療で「糖質制限食」「低炭水化物食」(アメリカでは常識の治療法の1つ)という食事療法がありますが、糖質(炭水化物)を制限すると、薬を飲まなくても血糖値が下がる理由を科学的に説明できて、治療に取りいれる医師が増えて欲しいものです(現在糖尿病による合併症発生率は先進国一)。
今期のメルマガで、もし宋さんも権威の医者を知らず、紹介してなければ...結果を想像できますね。
そもそも、定期健康診断、総合病院2回の検査がなんだろうね。単に医者さんのレベルの問題でしょうか。
病気が無ければ、誰も病院に行きたくないんですね。病院に行く時、真剣に患者さんの話を聞いてあげるお医者さんがどのぐらい居るんでしょうか。機械検査の結果を見るだけで片付けることが多いでしょうか。
医者って天職ですね。「救死扶傷、実行革命的人道主義」、もう昔話ですね。
今期のメルマガで、もし宋さんも権威の医者を知らず、紹介してなければ...結果を想像できますね。
そもそも、定期健康診断、総合病院2回の検査がなんだろうね。単に医者さんのレベルの問題でしょうか。
病気が無ければ、誰も病院に行きたくないんですね。病院に行く時、真剣に患者さんの話を聞いてあげるお医者さんがどのぐらい居るんでしょうか。機械検査の結果を見るだけで片付けることが多いでしょうか。
医者って天職ですね。「救死扶傷、実行革命的人道主義」、それがもう昔話ですね。
今期のメルマガで、もし宋さんも権威の医者を知らず、紹介してなければ...結果を想像できますね。
そもそも、定期健康診断、総合病院2回の検査がなんだろうね。単に医者さんのレベルの問題でしょうか。
病気が無ければ、誰も病院に行きたくないんですね。病院に行く時、真剣に患者さんの話を聞いてあげるお医者さんがどのぐらい居るんでしょうか。機械検査の結果を見るだけで片付けることが多いでしょうか。
医者って天職ですね。「救死扶傷、実行革命的人道主義」、それがもう昔話ですね。
本件、どなたにとっても本当に素晴らしいご縁でしたね。
人脈で直る。言い得て妙だと思います。
私も、大病を患った人たちと接し、治療に多くのアドバイスを自分勝手にしてまいりました。10年前までは”ガン患者家族の会”事務局として、家族として大病を患う本人にどのように接し、かつ前向きな治療を、どこでしたら良いのか。この中でも、”人脈”を抱える方々はほとんどおられず、鹿児島から東京都内、神奈川県内など、ガンの発生箇所によって、国内で名医と言われる方々をご紹介し、多くの感謝も寄せられました。今56才ですが、人の命は限りあるもの、フル回転、もがく毎日です。
「病気は人脈で治る」
これの意味することは、信頼できる友人・知人をたくさんもつこと、自分の信頼できる主治医を持つことではないでしょうか?不安になった時、話せる相手がいる、「お前のためなら一肌脱ごう」というつながりを持っていたからこそ名医にかかることができ、素晴らしい結果につながったのだと思います。手術成功本当におめでとうございます。
いろいろと医療不信のようなコメントもございますが、内科も診察する医者としては心電図変化をきたしていない陳旧性心筋梗塞とのことで側副血行路も発達しておりトレッドミル負荷心電図や心臓カテーテル検査を行って初めて見つけることができた難しい病状と存じます。今まで積み上げられた徳のようなものが救ったのではないかと思います。(科学的ではなくすみません)
宋さんのようなすばらしい人脈の持ち主と知り合いでなくとも、なにも落胆することはありません。疲弊はしていますがまだまだ日本ほど医療にアクセスの良い国はありません。医療費も安い。信頼おけるクリニックの主治医を持てばよいのです。日本では一部を除いてどこの病院へも受診することが可能です。ゲートキーパーである開業医ももともとは専門を持っていることも多く、勤務医や大学院に所属していた時の人脈を多数利用できます。診察をしてもらい、どこにかかるのがベストなのか判断してもらい、紹介してもらえば比較的すぐに名医に見てもらうことができます。一見回り道のようですが、絶対早いです。
初診で専門病院を受診される方もいらっしゃいます。結構混乱されておられる方が多く、現場も混乱します。混乱するのはそもそも自分の病気が何に由来するのか、どこが専門なのかあいまいな場合が多いからです。患者自身がここだと決めた場所に「えいや」っと受診してしまう。そういう方は自分の症状も明確ではなく、なにより目の前の医師の専門外の症状も相談するため、極端に時間がかかります。一人で20分以上かかってしまうこともあります。私の外来は一人7-8分かけて丁寧にやっていますがそういう方は3倍ぐらいかかっている計算になります。
今、主治医のいない方。自分の信頼できる主治医が見つかるまで、いくつかのクリニックを受診しなければならないのは当然です。行きつけのレストランも、美容院や理容室を決める時もいくつかの店を体験して決めるのと同じだと思います。風邪をひいたとき、健康診断のときなどにいろいろかかってみてください。もちろん友人に紹介してもらうのも手だと思います。そして年1回の定期検査を継続して受けることが重要です。かかりつけ医は大きなリソースです。問診と診察とレントゲンしかないかもしれませんが、多数の患者を診察した経験を持っています。相性が合わなければ別のクリニックに行けばよいのです。その時に備えて血液検査結果などはちゃんとファイルをしておきましょう。普段からのお付き合いが重要と思います。近所づきあいと同じです。
最後になりますが皆様のご健康を祈念しております。
いい言葉をありがとうございます。
いつも友人があなたのメールを転送してくれます。
これからは直接覗きにまいります。
今後ともご指導を宜しくお願い申し上げます。
私も、全く同感で、香港人スタッフに、普段定期的に医者に行け、病気の時に医者にかかるのではなく、病気にならない為に医者に通えと指導しております。
仕事に打ち込むのは素晴らしい事ですが、やはり、健康があっての事ですね。